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年金担保貸付を銀行マン目線から。実務ノート大公開!

 年金担保貸付制度を銀行マン目線から書いたブログがなかったのでこのブログでアップします。

なにかと手続きが多いためややこしい年金担保融資。

金利等少し現在とは異なる部分もあると思いますがおおまかな流れは変わっていないはずですのでこのノートを活用して本業に活かしてくださいね!

 

「年金担保」の画像検索結果

 

<受付 >

受付日の流れ 

 公的年金担保融資のごあんないと年金担保融資のご案内のリーフレットを用意する。 

(金利の確認)(ご融資予定日の確認) 

 

まず、融資金額、利用目的、年金を担保にしても日常生活に支障をきたさないか、生活保護をうけていないかなど会話の中から聞き出す。 

 ※融資限度額は一年間に受けている年金額が限度ということを知らせる。同時に万一のことがあった場合に備えて団体信用生命保険に入ってもらい、その保証料として約2~3万かかることを伝える。 

 

 <持参してもらったもの確認>

・年金証書≪原本保管≫ 

・年金額を証明するもの(・年金裁定通知書、年金支給額変更通知書、年金改定通知書等) 

≪原本保管        

・印鑑登録証明書 ≪原本保管≫ 

・実印 

・写真付公的資料 ≪コピー≫ 

・印紙・・・・・・・融資額が10万以下200円、50万以下400円、100万以下1000、500万以下2000円 

 

その後1.年金担保融資借入申込書類に書いてもらう。 

 

 

借入申込書の氏名、住所を書いてもらう間に、 

返済口座番号など取引の確認をする。 

 

※借入申込書複写二枚目(金銭消費貸借契約証書)の下部に借入利率(1.6、労災は0.9、指定預金口座番号の記入欄あり)上部には、印紙を貼ってもらう(割り印も)ことを忘れずに!!!) 

 

年金担保貸付 返済額及び限度額のチェックシートを記入する・・担当者 

 

 

→借入申込書の借入申込み金額は受け取る年金額が最高で、定額返済額は 一回当たり年金支給額の二分の一以下である。 

例)一回あたり139,800円もらっていると仮定した最高定額返済額は60,000円 

 

・契約内容確認書を記入してもらう。 

 

2.信用保証制度申込関係書類

 

年金担保融資連帯保証依頼書兼保証料支払依頼書に記入してもらう。 

・・別紙参照 

団体信用生命保険 申込書兼告知書(複写) 

 

 以上がお客様に記入してもらう書類。記入箇所や押捺箇所の抜けがないか確認して、暫く待機して頂く。 

 その後 

自分の席に戻り 

・ご融資についての重要事項(年金担保)を記入する。(年金担保融資のご案内を利用し、融資予定日を記入) 

 

・年金証書預り証(年金担保)の記入・・・原本をお客様、コピーを自店控え 

 ・『信用保証利用のお知らせ』の記入(年金担保融資連帯保証依頼書の右端にある*保証料概算額の計算を利用する) 

・団体信用生命保険 加入手続き要領をチェックする。 

 

<お客様に渡すもの >

≪信用保証制度申込関係書編≫ 

・『信用保証利用のお知らせ』 

・団体保険に関する重要事項(複数) 

・団体信用生命保険 申込書兼告知書≪お客様用≫ 

 

≪年金担保融資借入申込書類≫ 

・個人情報の利用範囲 

・ご融資についての重要事項 

・特約条項 

・年金証書預かり書(原本) 

・お客さまへのごあんない 

 以上を渡し、 

 実行の数日前に債務者に電話で融資金額などお伝えすることを言う。 

 

<事後 >

・借入意思記録票

・借入申込報告書(年金担保)兼貸付カード 

・金融機関審査チェックリスト

・連絡経過記録票 

の記入をする