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投資の「育て方」のコツは?
仕方がないなーー。そんなに言うんだったら投資のコツを教えよかー!!
これで今までの損失を倍返ししちゃってや。
その1:投資を開始するときに、「売り(利益確定の売りと損失確定の売り)」の基準を「決め」ておく
決めた金額に達成をしたら、売って利益を手に入れるということが必要なんやで。
投資初心者の人は初めからどれくらいで売ってどれくらいで買うという基本的なことができていないこと多いんや。
最初に元本の何%上昇したら売るということを決めておかないと売るタイミングを逃してしまったり、反対にどんどん基準価格が下がっている場合、現実から目を逸らしたいのは分かるんやが、少ない損失で済んだものが取返しつかないほどの損失になってしまうという事態が起きてしまうんや。
特に経済・政治などのニュースで市場にマイナスの影響を及ぼす大きな出来事があった場合は下がり初めに売ってしまったほうが傷は浅くなるんやで。
以下の図はリーマンショック直後のグラフや。
リーマン破綻後から約一か月半で底の7,162円(▲40%)に達していますが、仮に10日前後で解約していれば5%ぐらいの損失で収まっていたことがこの図からもわかると思うやで。
投資は恋愛と同じで「潔さ」が大事なんや。諦めの悪い男は嫌われるちゅうことやで。
まず投信の見分け方自体わからんっていう人はこれ見てや。

その2「買うタイミングを気にするな! 緩やかに上がる資産を選べ」
緩やかに上がる資産を選んで、つみたて方式で購入すれば、損する可能性は低くなる。タイミングはほとんど関係ない。 これを専門用語でドル平均法というんや。

上の図がドルコスト平均法を図式化したもの。価格が下落しても「ラッキー」と思えるんやで。
なぜかいうたらな「つみたて投資では、基準価額が下がれば、購入数量(口数)が多く買えるから」なんや。
やけど、うめまるくんが例えば明日からつみたて投資を開始する。その直後に相場が下落して、しばらく回復しない場合にどうなるかちゅうたら…。
相場が回復するまでは、赤字運営になってまうんや。つみたてても、つみたてても、毎月赤字。いずれ相場が回復したときには、黒字になるから大丈夫なんやけど、あまり気持ちのいいものでもないな。
その3「リーマンショックのような暴落のあとは、思い切って投資する」
何かあるのかと思って。自分が知らない材料(情報)があったのか例えば、重大な欠陥が発覚したとか、海外事業の一部から撤退して費用がかさむとか。うわさでも株価は下がるときもあるで。
その時は、株をたくさん持ってた投資家が、自分が「決め」た水準に達したから、全部売っていたんや。大量に買う人たちが出てきて、値上げが起きた。それで売られて値下がりしたんや。
相場は、みんなが買えば上がって、みんなが売れば下がる素直で厄介なものやねん。どうしても「機関投資家や海外投資家」に左右されるんや。
リーマンショックの前後で、株も売られ、REIT(リート)も売られ、社債も売られ、一部の資産をのぞいて、みーんな売られて株価が大幅に下がったんや。当時、日経平均株価が7,000円、今は2万2,000円だから、これだけで1万5,000円の利益が出っていうことやな。
そのあと「たくさん資金を持っている機関投資家」が思い切って買っちゃえば、すぐに値上がりしそうやが、じつはそうなってないんや。日経平均株価は、リーマンブラザーズが倒産する前月の2008年8月、月末には1万3,000円あたり。これが、9月に1万1,000円台、10月に8,500円台となり、2009年2月には7,500円台まで下がるんや。その後、2009年7月には1万0,000円台を回復するんだけど、本格的に1万1,000円台を回復するのは2013年の1月までかかる。
そう。そこに、二つのチャンスがあるんや。一つは、2009年2月から3月にかけて。日経平均が8,000円前後のとき。もうひとつは、その後の3年半、1万円前後のとき。
もちろん。だけど、そんなこと言ってたら、全く投資できなくなっちゃうから、ちょっと上がる確率が高くなったところで投資を開始してみるんや。なぜかいうたらな、「たくさん持ってる投資家」って、みんなのお金を運用している銀行、生命保険会社、年金、など「機関投資家」って呼ばれる組織のことやねん。つまり、決算があり、日本の場合ほとんどは3月が決算月、9月が中間決算月になっている。
組織は、大きい金額を動かしているから、「ルール」が設定されている。例えば、株なら、「日経平均が10%下がったら、自分たちのポートフォリオ全体の15%を売って損失確定しなさい」、とか。その「ルール」は、半期決算ごと、つまり、4~9月と10~3月で区切られているんや。
狙い目は「機関投資家の決算」なんやで。
リーマンショックのとき、リーマンの倒産が9月の中旬だったから、「たくさん持ってる投資家」の大部分は、4~9月の「半期」が終わった10月に入ってから本格的に売り始めたんや。日経平均が10%下がったから全体の15%売り、日経平均が20%下がったから、全体の25%売り…。
一方で、海外の投資家はほとんどが12月決算なんや。10月から12月中旬にかけて、売れるだけ売る、という現象が起きる。日本の投資家は3月決算だから、3月中旬くらいまでに、売れるだけ売る。
月末ベースなら2月末。日次ベースでは、3月10日。そこまでは、売れるだけ売る。その後、売る(というか、ルールで売らなきゃいけない)人たちがいなくなるんや。
いや、2015年の8月から9月にかけて起こったチャイナショックと呼ばれる下げ局面では、日経平均は9月29日に底値をつけて、その後年末まで徐々に上がっていくんや。決算と無関係とは言えなくもない。こうして、「売りたくないかもしれないけど、売らないといけない大きな投資家」がたくさん売ったあとに、個人投資家のチャンスができるわけなんや。
大きく下げたときのポイントは決算月
まあ、同じことがまた起こるか分からんが。あとは、リーマン後に景気が本格的に回復するまでに3年半以上、日経平均が10,000円前後だったわけだから、そこにも二つ目のチャンスがあったんや。
大きく下げたときは、そのときの決算月が終わる直前、あとは、景気の回復途中にチャンスがあるかもしれない
大きな投資家たちは、いったん売ったものを買い戻すまでに、時間をかけて買い戻すみたい。すぐに買い戻して、また下がっちゃったら、「へたくそ!」って言われるから、景気が徐々に回復するのに合わせて、慎重に買い戻す可能性が高いんや。
そうかんがえると今日経平均は20年ぶりの24,000円超えの水準で初心者にはかなり難しい相場になってるから、少額から初めてみて相場観を掴んでから投資にはげんでや。
