どうも倍返しの半沢くんです。
元銀行員ということもありフィンテック関連の情報はやっぱり気になるんや!
ということで10/4に発表されたメルカリXについて解説していきまっせ。
黒いメルカリ?メルカリXとは?

10月4日、開発者向けに開かれたイベントで「Mercari Tech Conf 2018」を東京・六本木のアカデミーヒルズで開催されたんやが、そこで新サービスとなるメルカリXを発表したんや。
今金融業界ではITと金融をつなげるフィンテックが急速な盛り上がりをみせとるけど、メルカリもそこに目をつけとる。もうおそらく近いうちに実現する『メルペイ』これは一言で言いかえると日本版アリペイって感じやな。そして今回新発表となるメルカリエックス。なんかアップルもそやけど最近は新しいサービスや商品にXをつけがちやな。
たしかに次世代感はめちゃめちゃでるんやが。
話が逸れてもうたな、みんな「独自の信用データ」「新しい価値交換システム」といったキーワードで真っ先に連想するのは、やはり仮想通貨などで話題のブロックチェーン技術やと思う。 当然メルカリもこのブロックチェーン技術を活かして次の新しい事業を展開していくことを考えているんや。
その成果の一つとしてお披露目されたのが「メルカリ X」なんや。
まずはメルカリXを語る上で必要な『メルペイ』について語っていくで!
メルペイはアリペイの二番煎じか?

さっきも言うたようにメルペイはほとんど『日本版アリペイ』っ言って過言ではないんや。
中国が日本をパクる時代からついに日本が中国をパクる時代になったんやな(笑)
そのためにまずアリペイっていう言葉を聞いたことはあるけど中身を知らん人もいると思うしアリペイについて少し話すわな。
Alipay(アリペイ)とは
中国アリババグループのAlipay(アリペイ/支付宝)は、タオバオをはじめとしたネットショップサイトで利用される、中国モバイルペイメント業界で約54%のシェア(2017年第一四半期・Ant Financial発表)を占める世界最大の第三者決済です。利用者はAlipay(アリペイ)に会員登録し、商用サイトの支払画面からログインするか、モバイルアプリでQRコードを読み込んで支払い手続きをします。2018年1月時点で5億2,000万人以上の本人認証済みアクティブユーザーを抱え、世界中に450以上の金融機関パートナーがいます。日本では、2015年以来インバウンド施策として多くの店舗に導入されており、現在の導入店舗数は4万店を超える。
っていうサービスなんや。
色んな事業をしとってこの図が全部アリババに関する事業なんやけども、

『信用情報サービス』を除いて全部金融関係のサービスになってるわな。
このシェアリングエコノミーやレンタル、予約、与信などの行為で発生する他人同士での価値交換と信用は密接な関係にあって、これらの取引データから個人の信用をスコア化するらしいねんけども、
実はアリババ。金融に付随するサービスとして『信用情報サービス』をしているというよりもむしろ『信用情報サービス』が主役で金融サービスが付随しているっていう構図になってるねん。
『信用情報サービス』っていうのは
「身分の公開」
「人との繋がり」
「返済能力」
「信用の歴史」
「行動」商品の利用状況や公共料金支払い状況)
この5項目を上記の金融サービスの利用状況から数値化させて、そのスコアで
- 提携しているスーパーやホテルで傘やモバイル用充電器が借りられる。
- レンタルサイクル、レンタカーがデポジットなしで利用できる
- アパートに新しく住む(引っ越す)とき、提携先の不動産業者であれば、スコア次第で保証金が減免される場合がある
- 民泊や、ホテルでのチェックイン&アウトが早く、後払いを認めている場合もある。
- 融資を受ける時の金利が安くなる
みたいな特典が受けられるというものらしいねんな。
ほんでアリババはこのスコアを他企業の商品サービスを受けたりするときに使えるようにする(業務提携)することで、他企業からたんまり使用料としての固定収入が入ってくるようにしとるんやな。
一方メルカリやねんけど
メルカリはすでにフリマアプリで得た膨大な個人間の取引データに加え、同社子会社のソウゾウによるシェアサイクル事業「メルチャリ」などの利用データも保有してるねん。個人の信用度を定めるための要素を着実に集めてきてるんやな。
メルカリの評価が高い人っていうのはもちろん信頼性が高い人っていうことでもあるから、評価の星の数で今後手数料を変動させるとかそんなサービスを提供していくかもしれんな。
最終どんなサービスを目指しているかいうたら曾川さん以下の様に言ってるんやな。
曾川氏「メルカリでは“物”の流動性を高めた。ペイではお金の流動性を高める。メルペイでは、お金がなくても使えるようなメルカリを目指す」
完全にメルカリだけで経済圏作ることを目的としとるんや。
ほんで、メルペイの決済システム開発担当者である斎藤祐一郎氏は同イベントで決済処理のマイクロサービス化についての解説での中で斎藤氏は「現在、(メルペイを含めた新決済システムの)リリースまで追い込み中」と発言してるから、もうすぐメルペイサービスが開始されるやろうな!
このままやとメルカリはアリペイの2番煎じと言われてもおかしないけどメルカリXはそれを超える可能性を秘めとるんや。
メルカリXはアリペイを超える!?メルカリが目指す最終形態
上の画像を見てほしい。これをみんな見るとメルコインっていう表示が出とるのがわかるやろ?
これは、、、、
メルペイを超えて仮想通貨を作ろうとしていることが分かるやろ?
ただ、現時点ではMercari Xは社内テストのみで利用されているコンセプトプロダクトで、現在のところ一般公開の予定はないんやが、アプリ内では、現在アプリ内の独自通貨を利用し、メルカリのような社員間取引を行っているらしいんや。

上の画像はメルカリXのプレゼンで使われたスライドなんやが、よくみると
仮想通貨セキュリティやら金融商品への適用なんかが記載されてあるんや。
これもしかしたら、仮想通貨事業と同時に証券事業にも手を出そうとしとることが分かると思う。
これが実現して、海外でもこのサービスの利用者が広まれば、google、apple並みの世界的巨大企業になるのは間違いないはずやで。
またメルカリXに関する新しいニュースが入ったら追加で報告するわな!
ほなまた。