どーも半沢くんやで。
前回はニシノコンサルを生で見てきて本当に楽しかったわ!

今回は電柱広告の売り上げを上げたいという相談やってんけど過去に類をみないほど規制がんじがらめの業界で今までで一番大変なコンサルとなったで。
ただ難しい案件やったからこそ、あらゆる角度からの提案方法があって『そういう広告の出し方があるんか』とすごく参考になる回やったで。
番組側が書いた議事録はこちら
💡本日のクライアント💡
株式会社東広の木村さん🤵★相談内容★
電柱広告の売上をあげたい‼️#西野亮廣(キングコング)・ #前田裕二(SHOWROOM代表)のアイデアを、アシスタント #安藤咲良 がまとめた議事録はこちら⬇️#ニシノコンサル会社化#ニシノコンサル#ニシコン案 pic.twitter.com/cSddQKis7O— 株式会社ニシノコンサル【公式】 (@nishino_consul) 2018年12月14日
相談内容
相談者:㈱東広の電柱広告営業マンの木村さん
相談:毎年売上額が低下しているので電柱広告の売り上げを上げたい
売上が低迷している3つの原因
①電柱広告をうつ業者自体が減少している
②電柱の数自体が減少している
③電柱広告が若い人に刺さらない
西野さん:よく電柱広告をやっている業界はどこ?
そして電柱自体の数が減っている理由は?
相談者:
質屋。質屋が電柱広告をする理由としては分かりづらいところにあるため道案内をする理由として電柱広告をしたのが最初。
景観の問題や有事の際に大きな災害にならないように駅前や大通りなどでは駅前をきれいにするため電柱を埋めて減らす方向に向かっていってる。
相談者より電柱広告はどんなものかを説明
相談者:電柱広告は結構大きいので目立ちます。表裏の2枚セットです。

そして営業先の皆さんが驚かれるのですが、都内でも値段が激安で2枚セットで一日100円(月3,000円)くらいなんです。(電柱看板製作費は製作費+取付作業費で12,000円)

西野さん:
えー安すぎる!!この値段やったら僕すぐに買いますよ!安さが伝わってないのでは?
なんで電柱広告の費用って一般の人にそれほど伝わってないんですか?
空いている電柱に100円で出せることを載せればいいのでは?
相談者:その理由はそもそも電柱広告を扱っている会社が少なかったり僕たちの営業不足であったりするからです。空いている電柱に載せるのはできるかな・・・
前田さん:
会社でなくても個人でも買えるんですか?またアプリとかの広告は載せられるますか?
相談者:いや~だめなんですよ。業界的にNGが多いんです。
電柱広告業界的NG①
個人は買えない。建物の場所案内看板のため実店舗がある会社のみだせる。
電柱広告は法律があり商品紹介は公共性があるものでなければならない。
前田さん:それなら写真とかはどうなんですか。西野さんの新世界の表紙とか?
相談者:それもダメなんです。
電柱広告業界的NG②
景観保護のため写真掲載禁止。
決まった色合いやデザインでやらなければならないのでお客様がやりたい広告ができない。
屋外広告物条例に基づき区でそのデザインや表記で掲示していいか悪いかを判断するようになっている。
屋外広告物条例
良好な景観の形成風致の維持、公衆への危害防止を目的とした規制を各都道府県で定めている。
西野さん:
色んな制約があるとはいえ、100円というこの安さであればやりたい人がたくさんいるのではないか?
前田さん:
売上は数×単価なので単価を上げることはしないの?あまりにも安すぎる。
また広告主とマッチングできるように可視化できるようなサービス、マップはできないの?
相談者:
空き電柱は社外秘のため外部の人が調べることができないんです。全ての電柱広告会社が公平に使用するものとされているからなんです。そのため個別でお客さまから依頼があった場合に初めて空いている電柱を紹介できます。
西野さん:
ブラックボックス化が問題。広告出す場所をこっちで調べることができないのはなかなか難しい問題ですね。最初に会社で電柱を買い取ってしまってそれを売ればいいのでは?そして在庫を可視化してサイトで売ればいいのではないか?
相談者が普段どのような営業を行っているか紹介。
地域ごとに空いている電柱をパッケージ化してまとめて宣伝していることを伝える。

前田さん:
パッケージ化させてプレミア価格として値段設定を高くすればいいのでは。
相談者:業界的にNG。料金は規定で決まっているため変えることができない。
売り上げの天井があるため、エリア開拓してボリュームを増やすしかない。
西野さん:
なるほど!価格の上乗せができないのなら、会社で買いとっても意味ないですね。
前田さん:
電柱+QRコードとして売り出し、QRコードの規格設計を提案に入れパッケージで売り出すのはどうですか?
相談者:
電柱看板+パッケージ化して売り上げアップを狙うのも業界的にNGなんです。あくまでサービスとして行ってます。
前田さん
それなら電柱広告にARアニメが見れるようにして、そのキャラクターを売り上げとして貰うのはどうか?
相談者:
過去の事例がない新しい取り組みをしてはいけないのでNGだと思います。
前田さんがあまりにもNGが多く天を仰いでしまう。
過去新規顧客開拓事例を紹介
①スポーツジム
同業他社が電柱広告ではなく駅広告を掲出しているため断られる。
②カフェ
わざわざ電柱広告ではなく置き看板で事足りるため断られる。
③ユースハウス
お客さんの大半は外国人であり、電柱広告の文化がないため断られる。
④結婚相談所
ターゲットが集中したところに出したことで成功。(区役所周辺)
西野さん:
電柱広告は完全に広告であるため、避けられてしまう。
電柱広告は面白くないというイメージがついているので、そこを覆す必要がある。
前田さん:
西野さんが言うように広告では無理そうなので、広告ではなくコンテンツとして使うのはどうか。例えば電柱に小説を書くなどは前例のない試みであるため需要があると思う。
相談者:
それならばいけるかもしれません・・・。
前田さん・西野さん:
これだけ業界的にNGが多いのであれば、電柱広告は聖域というのを逆手にとって電柱広告でメッセージを伝えるっていうのはどうでしょう?株式会社スナックキャンディのお客さんに対して「誕生日おめでとうや結婚のメッセージ」を出すのはどうか?
相談者:
汎用的なメッセージはOKだが個人に向けてのメッセージはNGですね。ただ一回打診してみます!
西野さん:
前例のないことができないというのはなにも進歩しない。少し無理そうでも一度前例をつくれるよう努力するべき。一度メッセージの前例を作れば、電柱が待ち合わせ場所になったり、プロポーズとして使う人もでてくるはず!
株式会社東広のHPへ

西野さん:
僕たちが一番衝撃を受けたのは電柱広告の安さ。一番の売りをトップページに載せないのはわかりづらい。値段が知るまでが遠い。ネットで電柱広告を調べている人に対していちから説明する必要はない。HPの作りは丁寧だが不親切はダメ。
前田さん:
価格差がない中で東広を選ぶ理由はなんですか?
相談者:
競合他社との差別化ができていないことが問題。
会社ごとに得意なエリア、管理がしやすいエリアなどがあり地域差でしかつけられない。
西野さん:
HP検索でトップにもっていくしかない。HP内のコンテンツを充実させて面白くするしかない。例えば木村さんが今まで僕たちが提案した一つ一つの難しい案件をどうやって立ち向かっていく過程がみれるブログとか面白いのでは?商品では差別化できないので差別化するためには人しかない。
前田さん:
「電柱広告の木村」というアカウント名でtwiiterに東広のHPリンクをつける。さらにLINE連携させてラインでも連絡できるようにする。木村さん自身が人気になったほうが早い。携帯番号公開とかはどうですか?

相談者:ブログやtwitter、携帯番号公開ならできます!
前田さん・西野さん:
それができるなら勝てますよ!!勝ちゲーです!非通知は拒否するのは当然として実はいたずら電話はそんなに多くない。自分の電話番号をさらすのはリスクでもあるから。
まとめ
今回は非常に難しい相談やったけど、なんとか人で差別化するというところから課題をクリアしたで。わいみたいなブロガーにも応用できるコンサルのポイントがたくさんあった回やったな。わいがブログに応用できると思ったんはこの5つ!
- 商品をパッケージ化させてプレミアム化させる。
- 広告ではなくコンテンツとして売り出す。
- HPにはトップページに一番の売りを出す。作りが丁寧でも不親切なら相手に届かない。
- 試行錯誤の過程を見れるコンテンツがあればファンになって貰える可能性あり。
- HPだけでなくtwitterを活用し、人で差別化を図る!
どうやったやろうか。今回のニシノコンサルの内容はめちゃくちゃマーケティングの勉強になる回やったな。
次回もまとめ次第すぐツイッターで通知するし是非この記事を気に入っていただければフォローよろしくたのんます!
ほなまた!
前々回のニシノコンサル
