どーも半沢くんやで!
前回のニシノコンサルはこちら

今回は12/24に発売された前田さんの新著である
「メモの魔力」をどうすれば100万部売れるかというもの。
ゲストに驚異の130万部を達成したあの大ベストセラー「伝え方が9割」の著者である
佐々木さんからの100万部売れるための秘訣を大公開し
編集者である箕輪さんも出演していた豪華な回かつめちゃくちゃ内容の濃い回になってたから、ぜひ見てみてな!
番組側の議事録
⭐️特別編⭐️
前田裕二 著「メモの魔力」目標売上100万部突破に向けての販促会議🖋
まとめた議事録はこちら⬇️#ニシノコンサル#ニシコン案#西野亮廣 (キングコング)#前田裕二 (SHOWROOM代表)#佐々木圭一#箕輪厚介#松本有紗 pic.twitter.com/pAMKpw8bK2— 株式会社ニシノコンサル【公式】 (@nishino_consul) 2018年12月28日
Contents
相談内容
相談者:前田裕二(著者)、箕輪さん(編集者) コンサル:西野さん、佐々木さん
相談内容:どうすれば『メモの魔力』の販売数を100万部にできるか?
メモの魔力ができたきっかけと経緯は?
箕輪さんが普段から異常なほど前田さんがメモしていることに気づきその内容について聞くと具体的かつ本質的なメモ術であると思い、これを本にしたほうが良いとしたのがきっかけ。
前田さんのメモ術を本にしようと思ったのは、実は『人生の勝算』を作っていた時。一番最初の取材でいろんなエピソードを聞いて、すごい人だなと思ったんだけど、その中で一番衝撃を受けたのがメモの話。それだけで1冊作れるほど濃い内容だったから、中途半端に『人生の勝算』に入れるとテーマがブレてしまうと思ったので、別で本を作ろうと決めていた。あらゆる具体的なエピソードを抽象化し、明日からできるアクションに転用をすることを繰り返すだけで、ビジネスはもちろん、人生という長い目で見ても、有効な思考法だと感じた。
幻冬舎(出版元)見城社長
前田裕二[メモの魔力]の見本。12月22日に店頭に並ぶ。[メモの魔力]より[メモの魔性][メモの狂気]と言った方がいい。前田と会うと話しながらずっとメモを取っている。彼の人生を切り拓いて来たのは間違いなく[メモ]なのだ。今、重版を決めて発売前に7万部になった。かつてなかったメモの本。 pic.twitter.com/08foahuXJR
— 見城 徹 (@kenjo_toru1229) 2018年12月17日
初版で異例の5万部達成!
予約開始後すぐ、Amazonの書籍ランキング一位と快進撃中。
発売前に重版がかかりすでに17万部を突破。
西野さん
前田さん・箕輪さん
30万部ぐらいであれば今までのやり方で達成できそうなので、見たことのない景色をみたかったから。ホリエモンも100万部はいっていない。内容が尖りすぎているといかない。メモの魔力が100万部いくってことは俺(箕輪)の存在がなくなるってこと。主婦が読んでいる状況になるまで広まらないといけない。
西野さん
僕自身メモはスマホでラインのトークに自分だけのグループを作って自分用のメモとしている。紙にはほとんど書かないですね。
前田さん
僕も西野さんと同じことしてますが、基本的に昔から紙でした。メモの需要は大きいと思ったんです。メモって誰もが知ってるしよく使っているけど市場が空いているんですよね。僕は手帳もよく活用するんですが、手帳という市場は埋まっている糸井さん(ほぼ日手帳の発案者)がいる。一方でメモの場合、一般的なものだけどメモといえば○○という人が現状いない。だからこそここを取りにいこうと思ったんですよ!
箕輪さん
『メモの魔力』略して『メモ魔』
前田さんってずっとメモにしてる。前田さんと同日に舞台を観に行った幻冬舎の社員から「前田さんの隣の席だったんだけど、ずっと何かをメモってて、すごかったよ」という報告を受けたですよ。それぐらいメモ魔なんです。
西野さん
前田さん
はっとした言葉や演出、自分が琴線に触れた部分。なんで自分が琴線に触れたかが気になる。その晩に内容を見返す。
『メモの魔力』の販促活動について

①世界観の徹底統一

前田さん
物質として価値を高め、ジャケ買い、世界観買いを促すようにした。単純に持つだけで魔力感がでるようなジャケットにしたんですよ。西野さんを参考にしていて西野さんが書いた『革命のファンファーレ』は赤色で本自身がスタイリッシュでかっこいい。見開きを取っても絵になるんですよね。僕も人に見せたくなるようなデザインを心掛けました。
西野さん
僕自身も本自体がインテリアとなるようなジャケットにするよう作った。ビジュアルがカッコイイと美容室などにも置いてもらいやすくなりますしね。
②タイトル当てクイズ
【新刊タイトル予測クイズ】
前田のメモ術に関する新刊、タイトルが決まりました!でも!せっかくなので、ここは発表したい気持ちを抑えて、ちょっとゲームをしたいなと!タイトルをズバリ当てたら、僕と箕輪さんが、当てた人全員とランチ行きますw
どんどん投げて!#メモを極める#仮タイトル pic.twitter.com/WxKRegvFPG
— 前田 裕二 / Yuji Maeda (@UGMD) 2018年11月15日
前田さん
新著がどんなタイトルかTwitterで募集し、当てた人とランチしようとなった。アイデア数だけでいうと5万ぐらい来た。ビジネス書の制作過程は一方通行。制作過程にお客さんを巻き込むめば販売部数が伸びることは自明であるため、タイトル当てクイズにすることを思いついた。これならお客さんを巻き込めるなあーと。

③クレジット企画
【新刊発表】タイトルは『メモの魔力』でした!12/24発売!
魔力に込めた意味
① メモは正しく使うと魔法になる
② 略すと「メモ魔」になる笑そして、合わせて1つ企んでます。SNSで#メモ魔をつけて皆の「人生の軸」を教えて下さい!名前と共に全員分掲載します!皆と一緒に創る本。ワクワクする! pic.twitter.com/HlRlf0eWqc
— 前田 裕二 / Yuji Maeda (@UGMD) 2018年11月28日
前田さん
お客さんの名前と人生の軸をTwitterで募集。自分と似たような軸があると自分の人生の軸を決める際にショートカットできる。
また本書では自己分析のコーナーがあるが、例えば○○という話をするよりも他の人が実際にどういう軸で生きているかを本書に載せるほうが魂が込もっており参考にしやすいと判断した。
一万件近くの意見が届いたけどそこから厳選して載せた。この自分の軸について送ってくれた人は必然的に本を購入したくなるし、自分のが載ってるよ!と人にも伝えたくなるので拡散効果が得られると思った。

⑥ツイッター×中身のある動画(半沢くんが追加)
人の能力にきっとそんな大きな差はないからこそ、全ては「やるかやらないか」なんだなと常々思う。輝いてる人は皆必ず人より多くやってる。僕達は本気で『メモの魔力』を輝かせたいから、琴線に1mmでも触れる「届ける為の施策」は、全部やる。
メモの魔力 The Magic of Memoshttps://t.co/0dLNQjCMdA pic.twitter.com/8AyFr6iQvn
— 前田 裕二 / Yuji Maeda (@UGMD) 2018年12月9日
『メモの魔力』の要点について
一般的にいわれるメモとは大きく異なる。
●一般的にはメモ=備忘録(メモリー)
●前田さんの場合はアイデアを生み出す(知的生産)として活用
事実から何を得るか抽象化し自分の行動にまで落とし込む。
事実(ファクト)➡抽象化➡転用
【メモの付け方(フォーマット)】

思考のフローの訓練をするのがメモであると考えている。
【ここで実際にメモのやり方を実践】

ボトルコーヒーでメモ術を活用すると・・・
【事実】タリーズのボトルコーヒーは今年めちゃくちゃ売れた!
【抽象化】なんで売れたのか?
①実店舗を持っているブランドの商品
②コンビニでプレミアムなコーヒーが身近で安く買える。
③高級感・・・2色のゴールドを重ねる
字体が英語
【転用】自分が商品を作るときに①、②、③を用いて転用できる!
という風にして思考のクセとして一回抽象に持っていけるようになれば生き方が変わる。マーケティングの引き出しが増える。
西野さんの場合はブログとオンラインサロンでも転用までの流れを自然とやっている。西野さんは頭の中でやっているけど僕の場合はこのフォーマットでやっており思考のクセをつけている。右側がいるの空いているのが気持ち悪くなる。脳が埋めたくなる。
普通は西野さんのようにやれないからやれない人はこのフォーマット通りやればいい。
二人ともこの流れができている→ 気づき➡抽象➡転用➡アクション
図解化したもの👇
#メモの魔力 サイコーです‼️
目指せ100万部😆
メリークリスマス☺️https://t.co/Cdm0YK52Sn pic.twitter.com/J6NHxjDucq
— 図解師★ウルフ (@Diagram_Wolf) 2018年12月24日
- 三流は、具体の世界で生きる「一般人」
- 二流は、具体を抽象化できる「評論家」
- 一流は、抽象を具体化できる「実践者」
抽象化までいかない人も多いのが現実。
愚直にこの本を読んで自分に当てはめてやれば生き方自身を変えることが可能。
コピーライター佐々木さんが語る戦略術とは
特別ゲストにコピーライターの佐々木圭一さんが登場

伝え方シリーズで驚異の売上130万部!
コピーライターは言葉を扱う仕事なのですが、いつも私がメディアに出る際に必ず
『伝え方はセンスではなく技術。』と言う。
戦略① キャッチフレーズを作り、言い続ける
毎回メディアに出るときに最初の一言を決める。『キャッチフレーズ』を作ることで相手に刺さる。そしてこのフレーズは私もできそう、誰でも出来そうと思わせることができる。
前田さんのためのコピーを作ってきた。
一行のメモが一生を変える。
まさに『メモの魔力』を抽象化したらこのフレーズになるし本質をついていると前田さん大喜び。帯にすぐ入れたい!
どの媒体でも話せるメッセージを決めて言い続けることが重要。
戦略② 誰でも活用できる具体的なエピソードをつける。

『伝え方が9割』では読者に対して、単純にデートに行かない?ではなく
驚くほどうまいパスタの店か石窯のピザ屋を知ってるんだけど食べに行こうよ。どっちがいい!?とデートに誘う。
というようなストーリーやエピソードを用意した。このストーリーは読者層によって変える。
前田さん
このストーリーは私もできると思わせる、又は人が普遍的に思っているだろう課題に紐づけているのどちらなんですか?
佐々木さん
どちらも重要。モテたいというのは誰しも普遍的に持っているものでもあり、このストーリーならそのままでもデートに使える。
メモについてもそうで今、紙に書いてみよう。読んでいるときにやってみようと思わせる。
そのまま使えるようなものがあればうれしい。
例えば読者から喜ばれた例として本書で「勉強しなさいではなく一緒に勉強しようといえば子供は勉強する」と紹介している。
読むとすぐ実践できるというのが重要。
箕輪さん
誰でも活用できるという部分は本書では少しハードルが高いかも。
一問一答式のクイズのような簡潔なもののほうが良いかも。
ミリオンを達成するためにはだれでもわかるような内容にすべき。
西野さん
佐々木さん
サイバーエージェント社長の藤田さんが、アメブロで良い本と紹介してくれてから爆発的に売れ出した。藤田社長とはまったく面識がなく、関係性がなかったので純粋に本書の内容に感銘いただき紹介してくれたことも良かったと思います。
私が拡散するにあたって仕掛けたことは各書店に赴いてポップを作ったんです。意外とやったほうがいいことをみんなやってない。
『五体不満足』が販売部数600万部の乙武さんからも動画でアドバイス
僕がやったのは五体不満足の感想をツイッターで募集し、その中からTwittert大賞を選んで実際に会いに行くということをした。
そしてなにより600万部のベストセラーへのきっかけは「徹子の部屋」に取り上げられたから。
前田さんは注目はされているが、一般的には謎めいた人物という印象があるので
メディアにどんどん出て人柄と魅力を伝えればいいのではないか。
箕輪さん・前田さん
ほんとテレビの影響力はすごすぎる。ネットを頑張れば頑張るほどテレビの凄さがわかる。
メモの魔力の販促に繋がるような絡み方としてはテレビに出演する際に、これみよがしにメモを取った。目の前でメモを取られることは嬉しいと思うので、メモを持参してとにかく書いた。
\前田裕二さん「スッキリ」特集/
12/26(水)日テレ「スッキリ」の出演時の内容をさっそくまとめてみました😆
見逃してしまった方、もう一度内容を確認したい方、ぜひぜひ参考になさってください☺️✨#メモの魔力 @UGMD @minowanowa pic.twitter.com/dgrjJF0fDr
— あっちゃん✼美容ズカイスト (@atsuko696) 2018年12月26日
箕輪さん
西野さんが国民的スターだからこそ、オンラインサロンがすごい規模になっている。
西野さんの場合、ゴールデン番組に出ていた人が親近感を持てる存在になるという風なレバレッジが効いている。
僕の場合は逆で普通の編集者から有名を取りに行っている。この幅がないやつはダメ。
テレビに出ていくことは大事。チラシを配っていくようなもの。
テレビで食っていかないから出演する際には自由にできるのも強みではないか。
西野さん
テレビの逆転現象。テレビの影響力はすごい。
以前アメトーク出演後オンラインサロンの加入者が3,000人ぐらい増加した。
前田さんをテレビに呼んで良いかわからない人も多い思うからそこから変えていくべき。
やっぱり前田さんには予告ホームランを狙ってほしい。100万部という数字に拘って達成してほしい!
まとめ
100万部達成するには・・・
- 本書を表すキャッチフレーズ(一行のメモが一生を変える。)を言い続ける。
- 誰でも活用できる具体的なエピソードをつける
- メディア(特にテレビ)にどんどん出演し、認知度を得る。
以上やで。
今回は前田さんと箕輪さんが『メモの魔力』を売るためどんな販促活動をしていたのか、そして大物コピーライター佐々木さんのアドバイスとめちゃくちゃ勉強になる回やったな!
みんなも是非『メモの魔力』を読むだけでなくあらゆる事柄を抽象化→転用して実践者になろうな!!
ほなまた!
前々回のニシノコンサル

『新世界』の販促会議回

『人生の勝算』をレビューしてみた
