どーも半沢くんやで。
前回のニシノコンサル

今回のニシノコンサルのブレーンは前回と同様オリラジのあっちゃん。
相談者はお中元・お歳暮を取り扱う会社の㈱ヤバケイ中西さん
Contents
お中元・お歳暮の慣習を若者に広める方法とは!?
今回のクライアントは、小売店やデバートなどの企業向けに
お中元・お歳暮商品を企画・展開している会社(株式会社ヤバケイ)の中西さん。

相談者
最近若者がお中元やお歳暮などの機会が徐々に減ってきており、売上が下がってきている。
年配層の人はまだお歳暮を送る文化が根付いているが、そもそもお中元を贈ったことのある若者の人がいないという現状において、どのようにすればお中元が贈られる文化を作ることができるか?
1. お中元、お歳暮ビジネスはオワコン?
今回のクライアントである株式会社ヤバケイの売上の落ち込みが半端ないようです。なんと1年間で2億円の減少してるみたいなんや!

今までお中元を贈り合っていた高齢者の人は亡くなっていくことで贈るひとがいなくなるという現象が起こっているとのことなんや。若者層を取り込むなどの、新しい手法を生み出して売上をあげていかないとこのままでは会社が潰れてしまうかもしれないという危機感を持ってるみたいやで。
西野さん・オリラジ中田が考える課題点とは?
特定のイベント日が無い!
中田さんはお中元・お歳暮を贈ったことが無い、西野さんはたまに贈る程度とのこと。その贈らない理由の1つが、特定のイベント日が無いからではないか?
クリスマスだったら、12/25とか。バレンタインデーなら2/14とか特定のイベント日を指定してくれているので、消費者にとってもこの日に買えばいいとわかりやすい。
一方でお中元・お歳暮はどうかというと、
- 7/15辺り(お中元)
- 12月くらい(お歳暮)
『この日』というのは無くてすごくふわっとしている。だから、買うキッカケが無いんですよね。
そこでオリラジ中田さんから
お中元・お歳暮のイベント日を一日に絞る
贈る日を決めて大々的に宣伝するほうがいいのではないか
2. お中元、お歳暮の”概念”を変える?
ここでコピーライター&コミュニケーションディレクターである、マーケティングのプロ・川上徹也さんが登場。

まず前提として、お中元・お歳暮はオワコンだ!とバッサリ。現状のお中元のスタイルでは若い人に広めるのは難しいと厳しい一言が。
その前提で、2つのアドバイスがあったで。
①贈る人を変える
お中元の新しいスタイルを考えるときに参考になるのが『バレタイン』なんじゃないかと川上さんは言ってるんや。
なぜなら、最初は好きな男性に送っていたものが友達、自分へと徐々に贈る相手が変わっていった経緯がある。
それを参考にしてお中元を当てはめてみたらどうか。

『セルフ中元』・・・セルチュー
『セルフ歳暮』・・・セルボ
というふうに相手に贈るのではなく自分へのご褒美として購入するという文化があってもいいのではないかと提案。
② 贈りたい人、贈られたい人を結ぶマッチングサイト
次に貰って困るというミスマッチが起きないように、贈られる側が「これください」って事前に言えて、それが贈られてくるようなマッチングサイトを作るのはどうか?という提案。
一言でいえばクラウドファンディングに近い形態でお歳暮を贈るかんじということ。

西野さん
お歳暮に限らず差し入れとかのミスマッチ率がめちゃくちゃ高い。例えばイベントの差し入れで食べ物をたくさんいただくことがあるけど食べきれない場合が多くて捨ててしまっていることがよくある。
贈る側は良かれと思って贈っているものが、迷惑になってしまっているとしたら、すごい悲しいですよね。
贈られる側としては、「これじゃなくて、もっとこういう物が良かったな」と思うことはありますよね。Amazonの欲しいものリストみたいな感じがいいかな。
オリラジ中田
お中元って送ってみたい気持ちはある!
なぜならちゃんとしてる感(大人)という印象を持たれるから。
だからもっと簡単に相手に贈れるような仕組み作りをしたら絶対贈りたいという人は多いはず!
このマッチングサイトは仕組みとはいいとなったけども、そのシステムを作るのにお金と時間がかかりそうだなーという懸念もあったで。
3. ブランド化をするには、どうすればいい?
今の売れ筋商品は?
ここで、お中元・お歳暮って何が売れているの?という話に。
こちらがお中元の売上トップ3。

すべてアイス!しかも、高級感がすごい。
これについては試食タイムがあり、味のクオリティは高いけど、個数が多い!という話になったで。
西野さん
11個入りとか、1人暮らしをしている若者世代にとっては多い。
贈られた側は少量(2、3個)くらいのほうがうれしい。
多いと単純に食べきれないし、箱を開けた瞬間多いな、という気持ちになりますしね。
相談者
個数を減らせばいいというところなんですが冷凍の配送料が高く、小分けにすると商品一つあたりの単価が高くなってしまうのが問題なんです。
贈り物についてのアンケート(20-40代)
Q. お中元・お歳暮を贈ったことがありますか?

贈ったことがある人は37%ですが、このなかは40代が主流。

20-30代は、贈ったことが無い人が多いみたいやで。
これが贈ったことある人の意見。義理で贈っている人も多そうやな。

Q. 贈り物をどこで買うか?

若い人のほうがデパートで買う、という意外な傾向に。
これについては番組の書記担当の子が
たしかに自分へのコスメなどを百貨店で買うついでに上司や先輩なんかへのお歳暮を買ってしまいますね。とのこと。

ブランド化して、プレミアム感を出したほうがいいのでは?
やっぱり量は、2個、3個くらいが良い。数量を減らす場合は、値段に見合ったクオリティに見せることが重要、つまり”ブランド化”して、プレミアム感を出せばいいのでは。
例えばの案として、こんなアイデアがでたで。
- 地域ごとの名産品を集めた贅沢セットにする
- 器を高級にする
オリラジ中田
博多あまおう苺のアイス単体だけではなく、福岡の伝統工芸品の器、金のスプーンをつけて福岡の贅を究めるセットにすると、地域の職人を助けることにも繋がる。1つのストーリーができる。
あえて、お中元・お歳暮はオワコンだ!というのをアピールして、応援してもらうのもあり、という話も出たで。
中田さんのTシャツも「売上がやばい!」と言っていると、応援者が出てきて売上が上がったとのこと。
ライブチケットでいうと、SS席、C席も作るといいのでは?
よくあるライブチケットのパターン。プレミアのSS席から、A席、B席、C席とランクがあるよな。
今のお中元・お歳暮商品は、「A席」しかない
- プレミアのSS席でセレブ層を取り込む
- リーズナブルなC席で若者層(自分向けの贈り物含む)を取り込む
じゃあ、どうやってハイブランド(SS席)を作るのか?
ここで例にあがったのが西野さんのお友達である世界一のパティシエ 小山進さんのチョコレートブランド 「es koyama」
チョコレートが抜群に美味しいのはもちろん、パッケージにこだわっているとのこと。

高級感は、”スポッ”?
このチョコレートが”スポッ”と入っている感じが、高級感ある!ということで盛り上がっていました。大切にパッケージされているのが、それだけこだわっている感じが伝わるし、すごいクオリティの高く感じるよな。

こちらはゴールドが使われていて、しかもナンバリングまで入っている。
ということで、最後のキーワードは”スポッ”ということになったで。
“支持される”というのはどういうことなのか?というのを考えると、結局あらゆるビジネスで一緒。これはお中元・お歳暮に限らない共通のこと。
全く違うジャンルの人と話しても、”共通の問題” で打ち解けられるというのが良いよねと中田さんと西野さんが話してたで!!
番組のアフタートークで以前コンサルした占いフェスの結果が発表されたで!
その結果はなんと
http://change-job.site/2018/10/20/post-562/
西野さん自身もおでん屋として売上に大いに貢献したとのこと。
西野さんのすごいところは自分の言ったことに責任をもって有言実行するところ!
わいも負けてられへんなーと思ったで!
ほなまた!!
前々回のニシノコンサル
