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外貨建て保険の取り扱いが一時休止!?投資対象として「アリ」か元銀行員が解説!

どーも半沢くんです。

これから投資を始めようと証券口座開設したものの、コロナショックのせいでかなり株価が乱高下しているのを目の当たりにした人は

「元本割れはしたくないからもっと手堅い他の投資手段を考えようかな・・・・」

と考えている人もいると思うで。

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手堅い投資といえば、多くの人が思い浮かぶんのが、国債や終身保険やと思うねんけどリターンが低すぎるのがネック。

そこで、候補としてあがってくる(保険の窓口や銀行員が勧めてくる)のが、リターンがまだ大きい「外貨建て保険」

しかしこの外貨建て保険、

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、米長期金利急低下により、米国の中央銀行にあたる米連邦準備理事会(FRB)が、3月3日(火)に政策金利を0.5%引き下げたことが原因で、米国債の利回りが急落。

米国債を中心に運用する外貨建て保険は、顧客が満足するような運用実績を挙げるのが難しくなり、いくつかの保険会社で一時販売を休止する事態となっているらしいねん。

となると、外貨建て保険が販売されている今のうちに「買うべきに値する金融商品なのかどうか」

ということが気になっているはず!

ということで、今回は外貨建て保険は

投資対象として 「アリ」なのか「ナシ」なのかを明らかにしていくで!!

外貨建て保険購入の駆け込みはするな!デメリットをしっかり理解すべし!

外貨建て保険は、メリットを強調して売られることの多い金融商品やで。

でも、実際のところは、デメリットを巧妙にメリットに見せるという保険会社の作戦にまんまと引っ掛かていて「ぱっと見メリットに見える」ように偽装されているんやな。

だからこそこの記事をご覧いただいたみなさんには、「保険会社の口車に乗せられないようにしっかり外貨建て保険のデメリットを伝えていきたい」と思うで。

具体的にデメリットを挙げると以下の6点。

メリットに見える 実はデメリット
元本保証 円での保証じゃない
→為替リスクを負う
生命保険が付く そのため手数料が高額
→元本割れ期間が長い
積立利率最低保証 保険料全額ではない
→手数料を引いた後の話
外貨でリスク分散 単一通貨
→分散できてない
貯金より高金利 貯金は好きな時に使える
→保険商品は自由に出入不可
それでは順にそのデメリット部分について解説していくで!

円ではなく外貨で元本保証→為替リスクを負う

「外貨 リスク」の画像検索結果

「元本保証」って魅力的な響きよな。

なんたって、自分が汗水流して稼いだ貴重なお金を失うことがないんやからな。

しかも「保険」というなんとなく安心感のある言葉と一緒に使われると、その魅力はよりいっそう際立って響くよな。

でも、それは加入者が期待する「元本保証」ではないで。

あくまで保証されるのは外貨ベースでの話。円では元本保証されないんや

日本人は「円」でお金を使うので、外貨を円に替える必要があるよな。そうすると、当然為替レートの影響を受けます。

つまり、為替リスクを負うということなんや。

円高で大損する可能性も

加入時よりも満期時の為替レートが円安に動けば儲かるけども、円高に動けば大きく元本割れする可能性があるで。

たとえば10年満期として、10年後の為替レートなんて誰にも分かりません

下の図は過去10年の円ドルの為替レート。

過去10年で考えるとき、10年前よりも今はかなり円安傾向であるといえるため円高に振れる確率が十分ににあることが分かると思うで。

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つまり、外貨建て保険は「外貨ギャンブル」なんやな。しかも、円に替えるタイミングを好きに選べない外貨ギャンブル。

それなら、好きなタイミングで円に替えられるFXの方がまだギャンブルとして有利。

FXと聞くと非常に危ない投資手法のイメージが先行するけども解約して元本割れなんて概念もないし、レバレッジを1倍にしておけば借金する必要もないからな。

FXを推奨するわけではなく、ギャンブルとして比べたらFXの方が良いよね、ということ

生命保険が付く→手数料が高額で元本割れ期間が長い

「high cost」の画像検索結果

保険で損しないための原則は「一つの保険に一つの目的」。

死亡保証を目的とするなら、生命保険だけに入るべきやで。

資産形成や運用目的で生命保険に入っても、死亡保証にお金がかかる分、積み立てや運用に回るお金が減ってしまい、非効率やからなんやな。

外貨建て保険は死亡保証付きですが、資産形成を目的として加入される方が多い。

これはまさに非効率な資産形成の方法!

外貨建て保険の手数料の高さは金融庁も問題視しているんやな。

外貨建て保険で注目して欲しいのは、「元本割れ期間が長い」こと。

20年、30年後の返戻率の高さは強調されるけども、加入して相当年数は元本割れ期間が続くで。

これは保険会社としては、加入後すぐ解約されても、手数料分は確保しておく必要があるためなんやな。

要は、はじめのうちにドカッと手数料を取ってコストを回収する仕組みになっているんや。

これは、掛け捨てじゃない保険すべてに共通するポイントやけど、外貨建て保険はとくに手数料が高めに設定されており、金融庁も問題視しているで。

そして手数料が高いということは、保険会社や銀行員は率先して売りたい金融商品だということも・・・

銀行員がどういう意図で金融商品を売っていたかさらに詳しく知りたい人はこの記事をどうぞ

積立予定利率の最低保証→保険料全額じゃない

外貨建て保険は、「積立利率は年3%を最低保証!」などのセールストークで売られることも多いで。

これって、加入者側としたら「払った保険料全額が積み立てられる」って思うよな。

3%も金利がつくならオイシイやん、と。

でも、そうじゃないんやんで

  • 保険会社のコスト
  • 死亡保証にかかるコスト

こういったコストを引いた残りの額に、最低保証の利率がかけられるんや。

しかも、パンフレットやホームページには目立たないように記載されていてるかもうタチが悪い。

フィデューシャリーデューティ(顧客本位の業務運営)が求められる現代、そんなんでいいの?という保険会社は残念ながらまだまだ多く存在しているが現実。

保険業界が変わるのを待たず、自衛せなあかんで。

外貨でリスク分散→単一通貨では不十分

また、「リスク分散のために円以外の資産を持ちましょう」というセールストークもあるで。

確かに、円以外の資産を持つことの意義はあるけど、リスク分散するならいろんな通貨(ドル、ユーロ、元、豪ドルetc)を持つ必要性があるんや。

でも、外貨建て保険は、一種類の通貨だけを積み立てる

例えば、ドル建て保険はドルだけを積み立てる。

これって、分散する資産(通貨)が円とドルの2つになっただけで、リスク分散効果は低いんや。

むしろ、ドルに一極集中するリスクも負うことになるといえるで。

リスク分散の資産運用ならインデックス投資

リスク分散は、たくさんの通貨をバランスよく持って初めて実現できる。かといって、外貨預金を増やすというのも手間やんな。

それなら、外国株式や外国債券のインデックス運用をすれば手間も省けるし、低コストで現実的な選択肢になると思うで。

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やはり、リスク分散のために外貨建て保険に入る合理的な理由はないんや。

預貯金と比べるのはフェアじゃない

預貯金より金利が良い、と言われる外貨建て保険ですが、これは比べるのがそもそも間違い

預貯金はいつでも好きな時に引き出して使えるで。さらにいえばネット銀行を使えばATM手数料も無料。

この利便性こそが預貯金の存在意義であって、投資商品である外貨建て保険と同じ土俵で比べるのはナンセンス。

資金拘束されるという特性を同じ条件として比べるなら、個人向け国債やイデコなど、ソーシャルレンディングなどの投資と比較すべきやな。

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それらと比べても、これまで書いてきた理由から、外貨建て保険はあまりおすすめする投資商品ではないで。

まとめ:外貨建て保険は投資対象として「ナシ」!

結論をいうと外貨建て保険は投資対象としては「ナシ!」
なぜなら上記にあげたとおり外貨建て保険のデメリットは
  1. 円の元本保証ナシ、為替リスクを負う
  2. 手数料が高額で、元本割れ期間が長い
  3. 保険料全額は積み立てられない
  4. リスク分散にも不向き
  5. 貯金とはそもそも土俵が違う

とかなりデメリットが盛りだくさんあるからなんや。

以上のとおり一般的な外貨建て保険は投資対象としてはNGということを理解しておいてな。

たまにそれらのデメリットを緩和している外貨建て保険商品もあるけども、鵜呑みにはせずしっかり利害関係のない第三者にしっかり確認することが重要!

保険商品は100万円単位で投資をすることも多いから慎重に!!

ほなまた!

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