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株価が上がる10個の要因はこれだ!具体事例を用いて徹底解説してみた!

どーも半沢くんです。

今回は株価があがる要因について解説していきたいとおもいます。

以前Twitterで株価が上がる材料を10個あげてみました。

【株価が上がる10個の材料】

①増配
②株主優待の改良
③自社株買い
④IRの充実
⑤新製品、新事業展開
⑥上場
⑦M&A
⑧株式分割
⑨テレビでの特集
⑩有名インフルエンサーの発信

株価が上がるきっかけについてついては上記のように様々な要因がありますが、材料によって短期的な相場に影響を与えるものがあったり、長期的な株価形成に影響を与えるものなど様々です。

今回は実際に、これらの材料によって株価がどのように上がったかを具体例な企業名を用いながら確認していきたいと思います!

①増配

株価を押し上げる材料としていちばん分かりやすいのが、企業が配当を増やすこと、つまり増配です。

なぜなら、増配はシンプルに毎年の受取配当額が増えるので株主にとってかなりメリットが大きいからです。

東証1部企業の平均配当利回りは下の表をみると分かると思いますが、リーマンショック以降から急激に配当利回りが上がっていることが見てわかると思います。

リーマンショック時に株価が大きく下がったため、同じ配当金額であった場合でも相対的に配当利回りが上がっているという点もありますが、それでもリーマンショク前後で2倍近く配当利回りが変わっていることからも、多くの企業が増配に力を入れていることが分かりますよね。

今回のコロナショックで株価が大きく下げた企業はたくさんあったものの、それでも配当を変わらず出す、むしろ増やしている企業もありました。

この理由としてはまさに下のツイートが的を得ています。

反対にいえば増配を継続的にしている企業は手放す人も少ないため、比較的急な売りが少ないと考えられるため安定した株価が見込める銘柄ともいえますね。

②株主優待

株主優待もまた、株価が上昇する要因の一つです。株主優待だけで特集されることも多く、特に株主優待を使って生活をしている桐谷さんがメディアに出たことでその認知度は大きく広がりました。

株主優待の良いところは、自社サービスや商品で還元することで、自社の固定ファンを作りやすい点です。固定ファンが増えれば仮に株価が多少下がっていても、株主はなかなか株を手放さなくなります。


有名な具体例をあげると、トマトジュースで有名なカゴメは、株主優待を充実させて主婦を中心とした個人長期投資家から評価を得ることに成功しています。株主の個人株主が一カ月間にカゴメ製品を購入する金額は1400円と一般人のなんと14倍だそうです。

しかも株主のカゴメ株保有希望期間は3年以上に及ぶため、長いスパンで株を保有していることが分かると思います。

ちなみに、アメリカでは、物品や金券を配る株主優待制度は一般的ではないため、株主優待制度は日本独自に発展していった文化ともいえますね。

③自社株買い

企業が自社の株を買うことも株価上昇に貢献します。

なぜこれが株価上昇に繋がるか説明すると、

自社株買いとは、自分の会社の株価が安いと判断した企業が自ら自分の企業の株を買うことです。

経営者が「新規事業や他の会社に投資するくらいなら、自分の会社に投資した方がいい」と判断したときに自社株買いは行われています。

自社株買いが行われ市場に出回っている株式数が減ると、利益の総額は変わらなくても1株あたりの利益が大きくなるので、1株の利益が大きくなれば当然それに伴って株価が上昇するというわけですね。

またこの自社株買いは、経営者自身が自分の株価を割安だと判断していると市場に対してのメッセージとなります。

最近話題となったのが、ソフトバンクの自社株買いです。

ビジョンファンドで多額の赤字を出したことで株価が急落したソフトバンクですが、このツイートにあるように、自社株買いをしたことで、株価は少し値を戻していることが分かりますよね。

企業の主体的で前向きな資本政策のうち、自社株買いや増配は株主の利益に直接影響を与えるため、株価を一気に上昇させる力を秘めています。

また、自社株買いの場合は、増配と異なり、税金がかからないため、自社株買いのほうが株主還元による株価向上のやり方としては優れていると思いますよ!

④IRの充実

IRとは、企業が株主や投資家に対して、投資判断にあたる必要な情報を提供していく活動全般をさします。

ひとことでいえば、情報の透明化です。

企業がインターネットでの情報公開や、株主説明会の充実を図ることで株価が上昇することがあります。

業績見通しや事業内容、戦略についての情報が投資家に伝わることで投資家の理解度が増すと、その企業の株を買う人は増えていきます。

IR情報についてはIRサイトランキングがつけられているくらい重要なものと認識されており、Gomezのランキングでは、

  1. webサイトの使いやすさ
  2. 財務決算情報の充実度
  3. 企業・経営情報の充実度
  4. 情報開示の積極性・先進性

の4つの項目でランキングされています。

ランキング上位の企業では株主総会に使われたスライドショーや、株主総会の動画、株主総会で出た質問とその回答をHPに掲載したりなどかなり充実していました。

また近年は、経営者が自ら企業内容や事業内容について話すyoutubeチャンネルを立ち上げるなどして充実したIR活動を行う企業が増えてきています。

IRで見るべきポイントは企業の良い部分というよりもむしろ、悪い部分どれだけオープンに公表しているかという点です。

一時的には株価が下がる可能性はありますが株主や市場に対して誠実にすべて公表することで、「良いも悪いもすべてオープンにする会社」というポジショニングをすることができるため信用を得て長期的な目線で言えば株を買って貰いやすくなり株価が上がるようになると思いますね。

⑤新製品・新事業展開

新製品や新事業展開は株価が上がる要因としてはとても分かりやすいもの。

アップルなんかが、新しいiphoneを出す度に株価が上がるイメージですよね。

昨年シャープが丸める液晶ディスプレイを発表した途端市場が反応し、株価が急上昇していることがわかります。

やはり、新しいことを始めると期待したり応援したりする気持ちが大きくなり、株価が上がる傾向にあるのですが、その反面求められる成果も大きくなるので、もし期待を下回ってしまうと短期間のうちに株価が下がって落ち着くこともあるので、要注意です。

⑥上場

これはIPOといわれるもので、最近一番話題になったIPOというと皆さんご存知のメルカリがその代表といえます。

JASDAQや東証2部の企業が一部に鞍替えしたり、名古屋証券や大阪証券取引所の銘柄が東京証券取引所にも上場したすると、株価が上昇することがあります。

「新規公開株式」は、証券取引所に上場していない会社が新たに上場する際に、投資家に対して株式を発行し売り出しをする株式のことですが、個人投資家がIPO株を手に入れるには、IPOの抽選に当選しなければなりません。

抽選に当選してIPO株を入手した場合、実に9割以上の確率で、初値が公募価格を上回るので、利益を得られる可能性が極めて高いのがIPO。

IPO株を入手した人は、初値で売るというのがセオリーとなっています。

また上場すると、アナリストがウオッチしはじめ、レポートを出すことで有名になります。

こうなることで銘柄の人気が高まり、株価が上昇し、また株の流動性が高まることで、人気が上がるという側面もあります。

一方、上場後は急騰・急落が多く、銘柄選びに加えて売買のタイミングも損益を大きく左右するので、どのタイミングで買えばいいのかの判断は初心者には難しいですね。

⑦M&A

企業が戦略的なM&Aを発表すると、株価が上がることがあります。

特にM&Aでの売却側の株価は、基本的には上昇しやすいです。

何故なら、M&Aの買収価格には、株価にプレミアムと呼ばれる付加価値が上乗せされるからだとされています。

一般的には、市場株価は買収価格に沿って決定されるものです。

そのため、株価よりも高額な値段でM&Aが実施された場合、多くのケースでは市場株価も高くなります。

また売却企業の業績や規模に関係なく、M&Aでの買い手企業が有力な大企業の場合、株価が上昇する可能性があります

何故なら業績が良い企業とM&Aを実施した場合、傘下となる企業に対する期待値が上がるからです。

外部からのM&Aの影響によって株価が上がることがあります。たとえばTOB(株式公開買い付け)などで、買収ファンドが目をつけた銘柄の株価は暴騰しています。

このような投資ファンドに便乗して投資する手法を「コバンザメ手法」といいます。

このように株価は上がる可能性は高いですが、もちろん相乗効果がないと判断されたり、買収された側がカリスマ経営者だった場合などは下がる可能性もあります。

その代表例がZOZOですね。

投資家はM&Aを総合的に判断することで株の売買を行っているので、この辺の判断が初心者には非常に難しいところではあります。

⑧株式分割

株式分割や最低投資単元の引下げによって株価は上がります。

これは、投資単位をより小口にさげることによって、投資家が株を買いやすいようにすることです。

具体例を上げてみましょう。

【トリドール】

【スシローHD】

⑨マスコミの影響

「日経ビジネス」「週刊ダイヤモンド」などの有名雑誌やテレビ東京での「カンブリア宮殿」、「ガイアの夜明け」などのメディアに取り上げられることで株価があがることがあります。

しかしメディアに取り上げられて株価があがるのは非常に短期的ではある傾向がありおよそ数週間でその効果はなくなってしまうことが通常です。

⑩インフルエンサーの影響

株価に影響を与えるものとしてここ最近でてきたものが、インフルエンサーによる企業PRです。

各SNSにはインフルエンサーがおり、youtubeでいえばヒカキン、ヒカル、インスタグラムではゆうこすなどインフルエンサーが紹介すると何十万規模のファンが商品やサービスを使うため売上が伸びて、株価がアップする傾向にあります。

最近の事例でいえば、靴のネット販売をしているロコンドがあげられます。

ロコンドの事例では株価がストップ高となっており、物凄い勢いで株価が上昇したことが分かりますよね。

企業は今後もますますインフルエンサーマーケティングに力を入れてくると思うので、投資家もインフルエンサーの動向には注意深く見ておく必要性があるでしょう!

まとめ

今回は株価があがる要因を10個にまとめてお伝えしました!

これら10個の要因の側面から株の売買を判断していくことは基本ですが、基本ゆえに非常に重要な指標となってきます。

何度も復習してしっかり身に着けておきましょう!

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