投資信託

元銀行員直伝!!絶対にわかる!【目論見書見方編②】

目論見書見方編その2

次に7ページ目です。

この分配金推移についてなのですがここは投資信託初心者の方が誤解を招きやすいところなのでわかりやすく説明していきます。

 

分配金とは、その投資信託(ファンド)が、運用によって得られた「値上がり益」や「利子・配当」を投資家に還元するもののことです。そしてこの分配金は決算時期に配分されることになっています。そしてファンドに貯まった「純資産」の一部から支払われる仕組みになっています。

・分配金が支払われる仕組み(運用で利益が出た場合)

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・分配金が支払われる仕組み(運用で利益が出なかった場合)

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このようにファンドの運用で利益が出た時も、出なかった時も、分配金はファンドの資産から支払われるので、支払われた分、資産が減るという特徴があります。

目論見書をみると分配金は年々上昇していることが分かります。しかし分配金が上昇してようが減ろうが結局は自分のところから取り崩しているだけなので分配金が多い、少ないだけではそのファンドが良いのか、悪いのかは判断はできないのです。

この分配金なのですが、最初投信を購入する際に分配金を受け取るかまたは再投資を選択することができるのですがどちらがいいのかはまた別の記事で紹介したいと思います。

 

次に目論見書の下側をみると株式組入上位銘柄が記載されています。

ここをみると実際そのファンドがどんな業種、会社に何%投資しているのかが分かるため組入れ上位の銘柄を個別に調べてみても面白いかもしれません。ただこの組入比率は運用状況をみながらファンドマネージャが変えるのであくまでも目安としてくださいね。

 

次に8ページ目です。

ここには年間収益率が載っています。

数値をみていくと2008年のリーマンショックを除くと大体年間収益率はプラスとなってることが分かりますね。こちらも過去の実績であるためあくまで参考とだけしてくださいね。

 

最後に9ページ目です。

ここには主に投資信託の換金代金や申込期間等購入に関する部分が載っています。

 

さらに下に目をやると出ました!

繰上償還の条件や決算日について掲載されています。

ここは見逃す人も多いので要チェックです。

 

以上、2回に渡り目論見書の見方を説明致しました。

次回からはその見方を踏まえたうえで儲かる確率が高い投信の選び方について解説していきます!