どーも倍返しの半沢くんやで。
今回のブログでは
5年間銀行員をしていたからこそお伝えできる、
「銀行員がお客さんに売りたい金融商品ランキング」を大暴露していきたいと思うんやで。
銀行員はもちろん人ですので、基本的にはあなたのリスク許容度や意向にあった商品をなるべく提供したいと思っているんやけど、金融商品の販売ノルマも膨大にあるんやな。
これはできる営業マンほどそうなんやが、お客さんの意向を聞きながらも、徐々に自分が売りたい金融商品のほうへ誘導していくんやな。
これは自分が売り手側だったからこそわかるねん。
銀行員が勧める金融商品が全部悪いんとちゃうけど、あまりにも自分の意向と違う商品を販売されそうになったときこの記事を読めば
「あ~~。だからこの商品をやたら勧めてくるんか。」っていうのがおのずとわかるようになってるし是非みてや。
Contents
銀行員が顧客に売りたい金融商品ランキング

銀行員が販売したい金融商品の順番っていうのはほとんどお客さんへ売りにくい順でもあるな。
もう結論から述べてしまうけど、
投信>仕組債>外貨建保険>円建保険>国債>定期預金
この順番になるんや。
逆にだいたいのお客さんが望んでいる数順に並べると
定期預金>国債>円建保険>外貨建保険>仕組債>投信
どや見事に真逆になるやろ。
ここでなぜこういうランキングになるんか、銀行員側からみたその商品を販売するときのメリットとデメリットを公開するで。
たぶんこれを銀行員側から公開しているところは少ないんとちゃうんかな。
あと投資の基本的なことについて知りたい方はこちら👇を参考にしてや。

№1 銀行員が一番売りたいのは投信
メリット
·手数料が2%~3%と高額であるため手数料収入がたくさん入る。
·投信は回転売買ができるため同じお客さんに対して何度も営業できる。
·ネット投信をしているお客さんに対しては面倒な事務手続きなしに購入してもらうこと
ができるため効率がいい。
デメリット
·損失がダイレクトに基準価格に反映されるため損失が出たとき苦情につながりやすい。
·日々基準価格が変動するためアフターフォローが大変
事務手続きがまあまあ面倒。
№2 かなりの高確率で再契約してもらえる仕組債
メリット
·繰上償還されるとロール(何度も購入)をしてもらいやすいため販売額をのばしやすい。
·購入金額が500万円以上からとなるため販売金額を伸ばしやすい。
.日経平均が60%以上下がらない限り元本割れしないなどリスクが少ない。
デメリット
・契約時の日経平均が好調であればあるほど元本割れする際のラインが上がる。
・販売手数料が0.5%程度なのでそんなに収益には入らない。
・繰上償還されなければ長期間そのまま違う運用に回せない。
№3 収益が一番高い外貨建て保険
メリット
・金融商品のなかで一番販売手数料が高い。5%程度ある。
・終身保険の場合、相続対策に使えるのでまだ勧めやすい
・110%など目標金額を設定できるので、達成後再度購入してもらいやすい。
デメリット
・数年間、資金が固定されてしまう。
・購入時、多額の手数料がかかるため、敷居が高いように感じる。
・為替変動の説明や、目標額の設定などお客さんに理解してもらえるよう説明するのが大変。
№4 資産運用ではなく受取手段として勧められる円建て保険
メリット
・資産運用という切り口ではなく、お金の※受取手段として保険を販売できる。
※預金の場合は口座が凍結されるが、保険の場合受取人を設定すると、保険会社に必要書類を揃えて提出すれば3営業日くらいにはお金が振り込まれるため。
・中途解約しても元本割れはするが1%~2%程度。
・基本、満期まで待てば元本割れしないので勧めやすい。
デメリット
・販売手数料が0.5%程度と低い
・資金が長期間固定されてしまう。
№5 最終手段の国債
メリット
・認知度が高いため売りやすい
・ほとんど元本割れしない
デメリット
・国債のノルマは少ないためあまり売っても意味がない
・手数料がかなり低い
№6 普通預金にされるなら定期預金
メリット
・元本割れはしない
・預金に余裕があれば80%の確率でやってくれる
デメリット
・定期預金にしたところで銀行員側にメリットはない。
以上が銀行員が売りたい金融商品ランキングや。
なかなか
ぶちゃけてるやろ。
銀行に行ったときこれらの金融商品勧められたら、「こういうこと考えてるに違いない」と思いながら話聞いても面白いかもしれんな!
あくまで個人的なランキングであり、ほんまにお客さんのために販売する銀行員も一定数いるとおもわれますので悪しからず。
ほなまた。