どーも半沢くんやで。
前回のニシノコンサルはこちら

今回は前田さんではなくVANQUISHの石川涼さんが相棒を務めてていつもと違ったニシノコンサルで面白かったで。

VANQUISHとは
日本のメンズファッションブランド。2005年に株式会社せーのがブランドをスタートする。デザイナーを務めるのはせーのの代表でもある石川涼(Ryo Ishikawa)。ブランドコンセプトは“洗練された理想の男性像を体現すべく、ベーシックなデザインをベースに、シーズンごとにトレンドを取り入れた遊び心のあるVANQUISH.スタイルを提案
実はいろいろと調べていると2年前に西野さんと石川さんが対談してたんやな。
その内容が面白かったから少し紹介すると
石川さん発言内容
服売るのだって、(今の若い子は)写真中心のコミュニケーションだから。「カッコいい」っていってもいくらでもあるし、安いものもいくらでもある。Amazonが一番便利だから、わざわざ洋服屋さんに行く必要ない。
そこで差別化をはかるため徹底的にドメスティックに寄った。例えば、スカジャンも背中に「SHIBUYA」って入ってて、ハチ公が刺繍されてて、ギャルが刺繍されてて、109が刺繍されてるとか。絶対にUNIQLOが真似できないもの。UNIQLOに並んでるようなものを作ってもしょうがないから。
ドメスティックに寄せ切ることによって、逆にグローバルになる。「渋谷に来たら、VANQUISH買ってこよう」みたいな。全部ハチ公のワッペンがついてたりとか。そうすると、外国人がめっちゃ買っていく。「渋谷といったらVANQUISHだよね」っていう刷り込みが重要
こんな感じでブランド戦略がめちゃめちゃうまい人なんや。
話を戻して今回の相談についてまとめたで見てな。
番組側がまとめたもの
💡本日のクライアント💡
OWNDAYS CEO 田中修治さん👓
★相談内容★
OWNDAYSを日本のメガネ業界No.1にしたい!#西野亮廣(キングコング)・ #石川涼(VANQUISH)のアイデアを、アシスタント #松本有紗 がまとめた議事録はこちら⬇️#ニシノコンサル#ニシコン案 pic.twitter.com/fTmo1sw3Jm— 株式会社ニシノコンサル【公式】 (@nishino_consul) 2018年11月23日
相談者:owndays社長 田中修治
Contents
相談内容:日本のメガネ業界の一番になるには
田中社長が代表のOWNDAYSは東南アジアを中心とした11か国260店舗展開している眼鏡チェーン店。自社ブランドが多数あり一定のマニアが存在。メガネの加工技術を争うイベントなどを開催することで社員の士気を上げ販売増加を目指すがまだまだ一般認知度が低い状態。JINSやメガネのミキなどの業界トップ企業よりも売り上げ、店舗数、利益、認知度のすべてで勝ちたいというもの。


西野さん
田中社長
高齢化なので眼鏡をかけている人が増えている傾向にある。ちょうど団塊ジュニアの世代が40~50代のためメガネの需要が増えてきている。増えていく需要をどうやって取っていくかが重要となる。
番組独自のアンケートが紹介される。

田中社長
JINSは認知度50%ぐらいあるとのこと。JINSの認知度が高いのは経歴が長いことと各プロモーション、テレビCM、WEB等手堅くやっておりスキがないため。まず知ってもらって来店してもらうことが必要。コアなファンはいるが一般の人には知られていない。
西野さん
田中社長
なかなか人が雇えない。求人出しても来ず、販売員を選ぶ人が少ない。誰でもいいわけではなくブランドを体現してくれる人でないとダメ。
西野さん・石川さん
「お店で働くこと」=「ブランド」というところにもっていかないといけない。
西野さん
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「破天荒フェニックス」とは アマゾン評価
2008年2月。小さなデザイン会社を経営している田中修治(30歳)は、ひとつの賭けに打って出る。それは、誰もが倒産すると言い切ったメガネチェーン店「オンデーズ」の買収―。新社長として会社を生まれ変わらせ、世界進出を目指すという壮大な野望に燃えていたが、社長就任からわずか3か月目にして銀行から「死刑宣告」を突き付けられる。しかしこれは、この先降りかかる試練の序章に過ぎなかった…。企業とは、働くとは、仲間とは――。実話をもとにした、傑作エンターテイメント小説。
田中社長
結構従業員に褒めてもらえた(笑)。ずっと従業員には会社が火の車の状態であったことを黙っていたが、本を読んでもらうことで会社再建がいかに大変だったかを分かって貰えた。また一般の人たちには本を見てもらってコアなファンになって貰えた。その一方で一般的なお客さんが取れていない。
毎年開催されているイベントの紹介

エリアマネージャー決める解散総選挙をするのだが全社員たちが参加し社員たちの投票で5名のエリアマネージャーを決めることで社内の士気を上げている。OWNDAYSの今までの方針として広告費にお金をかけず、従業員の福利厚生に力を入れている。従業員が頑張って売り上げを上げるような戦略をとっていた。店員さんが可愛い人が多いのも強み。
石川さん
田中社長
アパレルほど違いが出づらいので、デザインの差がつけられない。売れ筋のデザインがあり、商品企画で差がつけにくい。メガネのミキなどは経験のある熟練した技術者が多数おり安定感がある。一方ウチの会社は比較的社員の年齢が若いため中高年層に対してのアプローチが難しいことも。メガネはカウンセリングをしながら決めていくものなので年齢も安心感を与えられるかどうかに関わってくる。
石川さん

日系企業で一番海外に出店しているのでその強みを生かすべき。日本のマーケットを完全に無視して世界のマーケットを徹底的に攻めたほうがいいのではないか。海外の人から注目を集めることで日本でも注目が集まるようになる。なぜそもそも海外のマーケットのシェアをとることができたのか?
田中社長
自分が英語が喋れないのが逆に良かった。英語はあくまでツールなので、本来やるべき仕事がぶれなかった。他の日系企業は英語を話すこと優先に考えて人を配置しており、本来の仕事で考えていなかったんではないかと思う。
西野さん
インスタなどで自撮りで一番いい顔をとるとかっこつけに思われるけども、仮装と一緒で眼鏡をつけることであくまでメガネを紹介したいだけと逃げ道つくることができる。そこを切り口に眼鏡を広めれないか?
石川さん
OWNDAYSというブランドを買ってもらうようにもってくることが重要。
そもそも最近の若い人はセール品を買わなくなってきている。
若い人はメルカリで売れないものは買わない。リセールすることを前提に買う。
お金にならない商品には価値がない。セール品が損だと感じようになってきている。
私が商品の値段を設定するときは原価を完全に無視して、市場においていくらだったら売れるかだけを意識する。
西野さん
とにかく自分は面白いアプローチをしまくった。例)リベンジ成人式、ハロウィンゴーストバスターズ、プペル無料公開等。OWNDAYSが面白いアプローチをするのはどうなのか?
田中社長
例えばレッドブルは面白いマイナーな大会やイベントの協賛になり有名になってますよね。たしかに一時的にはいいかもしれないが、持続しにくいとも思う。あと結構な無茶をしようとすると社員が全力で止めにかかる(笑)メガネが地味なのでアパレル雑貨のメインストリームにしていきたいんですけどね。
レッドブルについて
レッドブルは、スポーツやカルチャーといった側面をマーケティングの主軸におき、そのシーン(コミュニティ)を巻き込んだ活動を行う。年間何十本というイベントを自社で主催するだけでも、相当な努力が必要だが、そこには常に「ブランドの認知向上X体験の場づくり」が目的にあり、最終的にはその活動が、ブランドの継続的な強化に繋がると考えているとのこと。
田中社長
サングラスをもっと日本人にかけさせたい。韓国ではメジャーなのに日本では不良なイメージがある。日焼けは目からもするので、そこを一般の人に訴求できたらなと感じている。
石川さん
映画館の3Dメガネの協賛をするのはどうか。映画と眼鏡は同じ文化系なので相性がよい。
また図書館にレンタルメガネコーナーを配置するのはどうか。図書館は全国で大学も含めて5500館もあるためかなりの宣伝効果が見込めると思う。
田中社長
図書館は良いですね!あと先ほどの話でメルカリが出ていましたけど、当社の商品は保証書なしでもメガネのレンズ交換が可能なんです。
西野さん・石川さん
それ!!それをもっと全面的に宣伝するべき。

OWNDAYSのメガネは現品だけでレンズ交換OKだから、まさにリセール向きの商品。購入者が増えるはず。
それを受け田中社長最高です!!と一言。

まとめ
- OWNDAYSが海外の出店数NO.1という強みを活かして、とことん海外戦略で攻めてみる。
- 図書館にレンタルメガネコーナーを配置する。
- メルカリ世代のため、リセールを意識した商品販売を行う。
以上が今回のニシノコンサルやったで。
今回は特にメルカリ世代はリセールを意識して商品を買うという視点が新しくてためになったなと感じたな。次メガネ買うときはOWNDAYSへ行こうっと。あとわいも破天荒フェニックス読んだんやけどほんまオススメやしまだ読んだことがない人は要チェックやで。
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ほなまた!
前々回のニシノコンサルはこちら
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