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米国で投資ブームの火付け役『ロビンフッド』はヤバすぎる!?陰と陽の面を徹底解説!

どーも半沢くんです。

突然ですが「ロビンフッド」という投資アプリが米国で大流行しているのはご存知ですか?

コロナ禍の下での奇妙な株高が続く米国で、それを水面下で支えているのがミレニアル世代の新しい個人投資家なんですが、こんなにも20、30代が投資の世界に参入した大きな理由となっているのが、「ロビンフッド」という投資アプリです。

Commission-free Stock Trading & Investing App | Robinhood

今回は、

「ロビンフッド」がなぜ流行っているのか?

「ロビンフッド」の闇の部分について

というところに焦点を当てて解説していきたいと思います!

ロビンフッドとは?

ロビンフッドはスタンフォード大学で同じルームメイトだったバイジュとヴラッドが立ち上げた会社であり、一番のコンセプトは「投資をお金持ちのためのものにするのではなく、誰でも参加できるような投資システムを構築する」というものです。

投資を行う中で一番ネックになってくるのが、売買のたびにかかる手数料

証券会社で売買するだけで数%取られるため、年間で3%の利益が取れれば上出来という株式市場において初心者にとっては大きな壁になります。

これまでは主に売買手数料で、証券会社は利益を出していましたが、それをぶっ壊したのが「ロビンフッド」です。

「手数料無料」という証券業界を大激震させたロビンフッドはその勢いのままに、ユーザー数は1500万人(東京都の人口より多い!)を超え、時価総額は1兆円を既に超えています。

これには実は手数料無料化のほかに、ミレニアム世代を熱狂させたカラクリがあります!

さらに手数料無料化をするにあたり、ロビンフッドが仕掛けた闇に誘う甘い罠も。

ここからさらに、ロビンフッドが急速に成長したワケについて一つずつ解説しながら説明していきます。

①株の売買手数料がゼロ

これは、ロビンフッドが一番売りにしている部分でもある、売買手数料の無料化です。

アメリカ問わず、どこの国の証券会社でもこれまでの主な収入源は取引関連手数料です。

アメリカトレードの決算資料を参考にすると、取引関連手数料は全体の収入の約3割を占めており、一番大きな収入源になっていることは間違いないです。

しかし、ロビンフッドは一般の方にも投資を広めるため、どれだけ売買しても手数料が無料という従来の金融市場のあり方を真っ向から否定する斬新な方法で、たくさんのユーザーを獲得します。

ユーザーは嬉しいですが、それでは会社はどのようにして利益を出すのでしょうか?

ここからロビンフッドの闇の部分についても触れていきます。

①投資マネーを「融資」した利息で稼ぐ

オンラインローンイラストフラットデザイン。図 | プレミアムベクター

収入源との一つが投資マネーを融資した利息で稼ぐというものです。

「これはもっと投資をしたいけど、お金が足りない!!」

というユーザーに対して年利5%でお金を貸すというビジネスモデルです。

これは一見するとユーザーの投資したいというニーズを満たせるものではありますが、そもそも投資資金を借りたお金で運用するほどリスキーなものはありません。

なぜなら、投資はあくまで余剰資金で運用しなければ長期保有ができないからです。

そのため、このサービスは投機的な一面が大きくリターンよりもリスクが高い投資だといえます。

ロビンフッドが巧妙なところが、月額5ドルを課金するだけで、融資額が1,000ドルまでの信用取引を可能にしているところです。

レバレッジにすると200倍という日本の信用取引市場ではありえないハイリスクな取引をスマホ一つで気軽にできてしまうのが怖いところです。

このオプションには絶対手を出してはいけません。

②ユーザーから預かるお金を運用する

これは、日本の銀行や保険会社と同じ仕組みで、ユーザーがロビンフッドに入金したお金をロビンフッド自体が債権や株などで運用するというものです。

③業者から仲介料を受け取る

これはロビンフッドがユーザーと取引業者の仲介者となって売買を行い、取引業者から仲介手数料をもらう仕組みになっています。

なぜ、仲介料が貰えるのかというと、取引業者は株取引の発注データは株取引の動向をリアルタイムで見ることができ、収益チャンスの手がかりになるためです。

これは後ほど述べますが、これには大きな罠が仕掛けれています。

②簡単、明瞭かつハマってしまうゲーム性

1.ゲーム感覚で1ドルからGAFA株が買える

高額な株でも、1ドルから「量り売り」してくれるので、少ない手元資金でも買えるのが「ロビンフッド」の強み。

一般的な証券会社の場合は、100株あたりで購入する必要があるため買おうと思ったら最低でも数万円は用意する必要があるのでかなりハードルが低いんですね。

さらに会社によって1株あたりの金額はバラバラであるためどれくらい株価が伸びているか分かりづらいけども、ドル単位で買えるので、利益がでているかどうかが一目瞭然です。

2.タダで株が貰える「バラマキキャンペーン」

紹介者と新規ユーザーにそれぞれ2.5ドル~200ドル分の株式をプレゼントするサービスがあるのですが、このタダ株をゲットすると、紙吹雪で祝福してくれるんですね。

紹介URLからアプリをダウンロードすれば誰でも貰える仕組みになっており、すぐ自分のアカウントに付与されるのでお得感が非常に大きいです。

ロビンフッドが仕掛けた甘い誘惑(闇)

ロビンフッドは富裕層でない人にも気軽に投資をしてしてほしいというコンセプトにするため、使いやすく誰でもわかりやすいUIデザインのアプリが使われているところまでは凄くいいのですが、最大200倍までかけられるレバレッジや融資制度は、投資というよりも投機(ギャンブル)の側面が高く、このような取引はおススメしません。

また、ゲーム性の高い演出やタダ株などのエンターテイメント性が非常に高いので、一度どっぷりハマってしまうとパチンコのようになかなか抜け出せず、勝つまでやり続けるという愚かな行為をする人が増えても不思議ではないですよね。

この辺りはまあ予想はできるのですが、それよりもひどいのが、利益の上げ方の一つとして紹介したロビンフッドが自社取引のデータを業者に売り仲介手数料を取るというスキーム。

なんせ無料で売買できるので大量の取引データが発生するのですが、これらのデータはビッグデータとしてヘッジファンドに売られ、ロビンフッドプラットフォームに群がる大衆投資家の群集行動は、ヘッジファンドにすべて把握されているというわけです。

つまりこの仕組みにより、お金を持つ投資家たちがイナゴ(一般層)の動きを先読みすることができるので多額のマネーで株式を動かし、急騰、急落させることで一般層を株式市場から振り落とし結局は、さらにお金持ちがさらにお金を稼ぐ。という構造を作ってしまっています。

といっても、この無料取引という大きなメリットは無視できませんが・・・。

まとめ

ミレニアム世代に対して投資を促したロビンフッドの功績は非常に大きく、無料取引で株取引に革命を起こしたのは本当にすごいと思います。

その反面、投資情弱からお金を巻き上げるスキームが組み込まれており、ハマるとその危険性に非常に気づきにくくなっているのは注意しないといけません。

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