ソーシャルレンディング

クラウドファンディングとは?元銀行員が解説

以前西野さんが起こした吉本発のクラウドファンディングであるSILKHATを紹介したんやけど
キンコン西野が吉本を救う!?『silkhat』とは?どーも半沢くんです。 今日もいつも通り、キンコン西野さんのブログをお昼休みに見ていると んんん!!「なんか新しいサー...
そもそも自分自身がしっかりクラウドファンディングについて詳しく知らなかったのでめちゃめちゃ調べてんやな。今回はわいみたいなクラウドファンディング初心者のひとにも分かり易く説明していくで。

Contents

クラウドファンディングとは

クラウドファンディグの語源はてっきり雲(cloud)と資金(fund)を合わせた造語やと思ってたんやけど、
群衆(crowd)+資金(fund)を合わせた造語なんやな。
様々な理由でお金を必要としている人に対して、ネット上で共感したい人が購入や寄付、投資などの手段を使って、出資し支援する仕組みになってるねんな。
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クラウドファンディングの種類

主に3つに分類することができるんや。
・購入型(商品やプロジェクト)
・金融型(ソーシャルレンディング)
・寄付型(リターンがないのが基本)
今回は一般的な購入型と金融型について紹介していくで。

資金援助形式

お金を集めるとき2タイプのプロジェクトの種類があるんやで。
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「All or Nothing」・・・プロジェクト目標金額が達成しない場合全額返金される。
「All in  」・・・目標金額に達しなくても集まった支援額はプロジェクト起案者にいくんやな。
どちらの方式をとるかはクラウドファンディングの事業者ごとに違っていて、最大手の「READY FOR」の場合は「ALL or Nothing」形式をとってるんやな。形式によって大きな差がでるし、どちらの形式をとっているかよく確認せなあかんで!



クラウドファンディングの主な事業者は?

①Ready for

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国内初の購入型クラウドファンディングサイトとして、2011年3月にリリース。
2017年3月時点でプロジェクト数6,152件、累計資金調達額37.8億円、総支援者数258,592人となってるで。

社会貢献系のプロジェクトを中心に、寄付型のReadyfor Charity、ガバメントクラウドファンディングのReadyfor ふるさと納税、大学向けクラウドファンディングのReadyfor Collegeなどを展開しており様々な事業が展開されとるんやな。2016年にはあのカンブリア宮殿でも特集されてた会社で、最大手といっても過言ではないで。

②CAMPFIRE

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こちらも購入型のものになるで。2011年6月にマイクロ・パトロン・プラットフォームCAMPFIREがリリース。クリエイター系を中心に社会貢献系や地域活性化系などさまざまなプロジェクトを掲載してるんやな。

近年では地域活性化特化型のCAMPFIRE×LOCAL、ファッション特化型のCLOSS、社会貢献特化柄のGood Morning、仮想通貨取引所のFIREX、融資型のCAMPFIREレンディングなども展開しとるんや。2017年8月時点では、プロジェクト数は8,000件、流通総額約29億円となってるで。あのキンコン西野さんもクラウドファンディングするときはここで立ち上げてるんやで。

③Crowdcredit

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これは金融型のクラウドファンディングになるで。2013年にリリースされた海外特化型の融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)サービスなんや。世界各国の事業者と提携しており、北欧やペルー、イタリアなど世界各国のファンドに投資ができるで。

購入型クラウドファンディグのメリット

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<プロジェクト起案者側>

①全世界から資金調達が可能

これまでは自分の事業に対して共感し出資してくれる人(マネーの虎みたいな人)を自力で探すか、銀行に出向いて融資をしてもらうしか方法はなかったんやな。そのため出資者は一人(一社) ~数人(数社)程度からしか募ることができず、少数の人に多額を出資してもらう必要があるため金額が大きいプロジェクトへの資金調達は
難しかったんやけど、ネット上で全世界の人から資金調達が可能となることで資金集めが容易となるんやで。

②PRができる

クラウドファンディングは事業の準備資金のお金を集めるためのものなので、プロジェクト進行過程の中で、PRが可能となるんや。

③ユーザーとの交流ができ、サービスのブラッシュアップが可能

クラウドファンディングは支援者とプロジェクト起案者との距離が近いため、ユーザー(商品やサービスの受給者)の意見をそのプロジェクトに反映することができるで。

④マーケット調査ができる

「魅力的なプロジェクトである」と消費者が判断すれば、すぐに多額の出資金が集まるがそうでなければ、なかなかお金が集まらんようになるんや。その動向を見て行くことでユーザーが何を求めているのかが分かり、次回プロジェクトへの改善につなげることもできるな。

⑤ファンを作ることができる。

人はそのプロジェクトの過程から完成まですべて知ることができるので、サービスや商品に対し愛着を持ちやすくなるんや。また起案者の思いを伝えやすい点や、プロジェクトを通じてユーザー同士の結びつきが醸成されやすい点からも事業開始前からファンを作ることができることができるで。

⑥一度成功すれば、次回のプロジェクトも成功しやすい。

クラウドファンディんグで見事に目標金額を達成し、そのプロジェクトが軌道にのれば出資者からの信用が得られ、次回異なるプロジェクトでも出資金を集めやすくなるという特徴があるな。
<出資者側>

①少額から出資できる

一口500円とか1000円から出資できるプロジェクトもあるため、気軽に支援することができるできるで。

②クラウドファンディングでしかないリターンがある。

クラウドファンディング上でのプロジェクトは今までの世の中にない商品だったり、サービスであったりするので、出資者はその商品やサービスを最初に使うことができるで。

③プロジェクト起案者との距離が近いためプロジェクトについて意見、質問が可能。

出資を考えてるプロジェクトについて起案者と気軽に意見·質問が可能となるため、起案者の対応や、他の出資者の意見などを参考にすることができるため出資のハードルが低くなるで。

④プロジェクトの設定金額が集まらなかった場合は全額返金される。(ALL or nothing制の場合)

もしプロジェクトが実現せんかったら全額しっかり返金されるのは安心やんな。

 

購入型クラウドファンディングのデメリット

<プロジェクト起案者>

①コストが高い。

キャンプファイアなどの大手事業者では最低でも出資総額の12%~20%の手数料を設定されていることが多いため安いとはいえないんよな。例えば500万円集めることができてもそのうち60万円が手数料となるんや (12%の場合)

②プロジェクトがWEB上に残り続ける。

一度プロジェクトを応募すればWEB上で残り続けてしまうため、よくも悪くもそのプロジェクトのイメージがついてしまうんや。前回とまったく異なるテイストの案件やったら出資者に納得してもらうのが難しい可能性もあるな。

③信用の回復が難しい

プロジェクトに成功しても、そのプロジェクト自体やリターンが当初と大きく異なった(劣化) ものであったりすればweb上でネガティブ拡散されるため、その失敗を挽回するのはかなり困難になるんや。

④一度プロジェクトの募集をすれば原則中断できない。

規約上中止できひんことになってるんやな。これは出資者を守るためのものでもあるな。

 

<出資者側>

①リターンが受け取れない可能性がある。

「Allor Nothing」の場合、出資金が全額返還されるためリターンは当然受け取れなくなるんやで。また仮に出資金があつまりプロジェクトが始まっても、計画通りに進まず計画が頓挫する可能性があるんや。

② 一度出資をしたら原則キャンセルができない。

規約上そうなってるんから出資するときは慎重にプロジェクトを見極めなあかんな。

 

ソーシャルレンディング型メリット

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<出資者側>

①高利回り

ソーシャルレンディングの最大の魅力は何といっても利回りの高さ。各サービスによってそれぞれ違いはあるるんやが、2017年現在の業界平均利回りは約8%(年利、税引き前)やで。定期預金や国債、投資信託などと比べてもかなり利回りは高いといえるな!

②利回りが安定している。

ソーシャルレンディングはパフォーマンスも安定してるで。要はソーシャルレンディングは貸出やから融資先の企業が貸し倒れを起こさない限り最初に決めた金利分はほぼ間違いなく約束されてるから誤差が少ないんや。株や投資信託は経済動向や、政治、企業の業況ですぐ変動するけどソーシャルレンディングではそれはないねんな。

③初心者でも気軽にできる。

ソーシャルレンディングは、株式投資やFXに比べて予備知識をほとんど必要ないんや。

一度、投資をしてしまえば、あとは運用期間が終了するのを待つだけ。放っておいても勝手に分配金が入ってくるんやな。忙しくて勉強時間が取れないビジネスマンや主婦の方、投資経験の少ない初心者の方に向いている投資手法やで。また最低1万円から投資が可能お試しなんやで。

④短期間で運用ができる

ソーシャルレンディングの運用期間は、3カ月~1年程度に設定されている場合が多く短期間での運用できるで。国債は3年、社債でも2年やからかなり短期間で運用できるよな。まずは運用期間の短いファンドから始めてみて、慣れてきたら徐々に期間を延ばしてみたらええとおもうで。


ソーシャルレンディング型デメリット

<出資者側>

①貸し倒れリスクがある。

ソーシャルレンディングで最も懸念されるリスクは、融資先企業の貸し倒れやな。お金を借りた企業がしっかりと返済をしてくれれば問題ないんやが、業績悪化などの理由から返済できない企業が出てきた場合は投資家の元本が割れる要因になるで。といってもクラウドファンディングをしている全事業者が実際貸し倒れした割合は1.5%とかなり低いんや。またそのような状況になることを想定して事業者によっても異なるんやが、多くは融資先との間で担保・保証に関する契約を結んでるで。

②早期償還、遅延する可能性がある。

ファンドが予定通りに償還されない場合もあるので注意が必要やで。融資先が予定よりも早く全額返済してきた場合には、償還日の前であっても、投資家の元に早く償還されることがあるんや。

逆に、融資先が返済日の延長を希望してきた場合には、それに伴ってファンドの運用期間も延長され、予定日に資金が戻って来ないということもあるで。ソーシャルレンディングでは、運用期間の変更は度々発生するから理解して投資せなあかんで。

③投資先の情報が少ない

融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)以外のクラウドファンディングのプロジェクトは、資金調達する起案者や企業の情報を知ることができるからどんな人や企業がプロジェクトを行なっているか分かるんやが、融資型クラウドファンディングサイトに掲載されている案件の場合は融資先の情報公開が規制されているから、融資先の詳細情報がわからないようになってるんや。

 

半沢くん

どうやったやろうか、以上がクラウドファンディングの説明やったで。梅まるくんわかった?

梅まるくん

よくわかった!形態はちがうけどソーシャルレンディングもクラウドファンディングの仲間だったとは今回初めて知ったよ。僕の場合は投資に興味があるからソーシャルレンディングをはじめてみたいなーと思ったよ。

半沢くん

そやね。株式の場合は株価に左右されるから相場に一喜一憂しないといけないけど、ソーシャルレンディングは満期まで待てば、業績関係なく確実なリターンが帰って来るからな。今後間違いなくメジャーになっていく投資のひとつだとおもうで!

今後当サイトではソーシャルレンディングが一番金融と近いところにあるクラウドファンディングだから今
後重点的に解説していけたらと思うで!
ほなまた!