どーも半沢くんやで。
前回のニシノコンサル

今回のニシノコンサルはなんとオリラジのあっちゃんが相談者。
オリラジ中田さんは現在「幸福洗脳」という怪しいアパレルブランドを立ち上げるもブランドを広めるために悪戦苦闘しているとのこと。
幸福洗脳 店舗内装👇
オリラジ中田さんの凄いところはアパレルブランドとしてすでに結果を出している#FR2を徹底的にパクり実践しているところとそのスピード感。
「#FR2」とは?
“うさぎのカメラマン”という設定のFR2(Fxxking Rabbits)が2014年に創設したブランド。「カメラマンが着る服」というコンセプトでアパレルやアクセサリーを販売。売り上げは好調で、2年目に前年比800%、3年目には前年比300%と飛躍的に推移しており半数が海外客からの購入。代表は石川涼氏。
今回の相談ではこれからモノをどうやって海外に売るべきか、広告なども含めた販売戦略についてすごく勉強になる回やったし是非参考にしてみてな!
相談者:オリラジ中田さん
ブレーン:キンコン西野さん、FR2代表 石川さん
幸福洗脳について
アパレルを始めたきっかけは?
もともとはradiofishのグッズを自腹を作り始めたのがきっかけとのこと。
同じような素材のTシャツなのにブランドとグッズでどうしてこんなに価格差があるのか思い始め、ブランドを作ってみたかったからとのこと。
どんなアイテムを販売しているか?
Tシャツ、シルバーアクセサリー、パーカー、枕等
ほとんどのアイテムに「幸福洗脳」のロゴが入っている。
例えば、Tシャツは13,000円、枕は15,000円で販売している。
わざと高い価格に設定したのはブランド価値のハードルを上げ自分が設定した価格に追いつくためである。
「幸福洗脳」のコンセプトは着る根性焼き??
今若者に人気のあるブランドと言えばシュプリーム(意味のない当たり障りない英語)
当初はシュプリームみたいな英語でブランドを作ることを考えたがそれでは面白くないと思いそのその反対の意味である「幸福洗脳」(意味が分かるおぞましい漢字)を世間の人が着ていたら面白い!と思ったから。
男って死にたい生き物で怖いものがイケてる、カッコイイことだと考えた。(例:重いタバコ、アルコール度数が高い酒、いかついバイク、タトゥー、根性焼き)
幸福洗脳のコンセプトを一言でいうと
「着る根性焼き」
特にその影響を大きく受けたのがFR2の「smokingkills」というワード。
もうはっきりいうけど幸福洗脳はFR2のパクリ。
結果を出しているFR2を徹底的にパクれば売れると考えたが、デザインをパックてもイズムはパクれなかった。
どうしたらいいのか?
石川さん
まずは乃木坂の住宅地から移転したほうがいい。
人がいるところに店を出さないと勝てない。
FR2を追いかけてきた歴史(今までブランドを広めるために何をしてきたか?)
パクリ①ネガティブワードのデザイン

完全にデザインをパクっているが漢字の意味が強すぎて周囲にはパクっているとはほとんど言われなかった。
パクリ②インスタ広告

FR2同様オシャレなエロを意識したインスタ広告を打ち出すも失敗。
石川さんがそもそもこのコンセプトで広告したのは「エロは世界中の人に興味があるからと考えたから。」#FR2のブランドコンセプトと合っていたからこそ成功した。
パクリ③ネオン照明

#FR2では店舗の前に必ずこのネオン管が掲示されておりインスタ映えするためこの前でみんな写真を撮る。

この撮られた写真がSNSで拡散されればかなりの宣伝効果が生まれる。
パクリ④アニマルモチーフ

アニマルモチーフはそのロゴを見ればぱっとブランドが思い浮かぶことができると考え「幸福洗脳」では鳥をモチーフにしたものを作ったとのこと。
パクリ⑤店長T

店長Tはキンコン西野さんのホームレス小谷のようなアイコンになるような人が必要だと考え作った。
普段は店にいることも少ないので自分を語ってくれる語り部として必要だとも考えたし、特殊なものを販売するのだからそれを売る店員も変わっていたほうがいいと考えた。
店長Tの購入客へのタロット占いが人気となり、閉店後1時間はタロット占い店として出している。
パクリ⑥パッケージで高級感を出す

ニシノコンサルのお中元回であったように高級ブランドはパッケージデザインが優れていることに気づきすぐ高級感のある箱を発注した。

ここで幸福洗脳の商品を購入したお客さんに対してのインタビュー。
購入した理由は、

キンコン西野さん
ネタというかボケを買っている感じがする。コミュニケーションツールとしてみんなアイテムを買っているんやろうな。
販売戦略について
ネット販売について
FR2ではネットと実店舗の2軸で販売しており明確に分けているとのこと。
FR2としては実店舗で販売している商品はネットで購入できるが同じ系列店ではあるが「月桃」と「梅」ではネット販売はしていないとのこと。

いわば月桃と梅はオンラインセールスをしないお土産屋さん。
そこでしか買えない限定感がいい。
中田
だからそう思って乃木坂の住宅街に店をだしたんですけども。。。
石川氏
順番が逆。
まずは認知度を上げることが先決。
オンラインをやらないお店は観光地にだしているが本体のFR2の認知度が高いからこそ成り立っている。
何をすれば海外で売ることができるか?
海外で売るにはタイミングが重要。
その前に「幸福洗脳」に圧倒的に足りないものがある。
それは「明確なコンセプト」。他社が真似ができないストーリーをつくるべき。

お客さんが日本人ではだめ。外国人でもわかるデザインで売りださなければならない。
死に近づく男たちのためのブランドっていうのは凄く良いと思ったし、そこをもっと突き詰めていくべき。そのコンセプトを突き詰めた他のアイテム展開をしていく必要がある。
中田:アジアへ服を売るためにはどうしたのか?
当時はどこの会社でもアジアといえば中国であったが台湾やタイなどの親日の国から営業していったらうまくいった。
販売数はどうすればいいのか?
オリラジ中田
smokingkillsは流通量をコントロールしていると聞いたがどのようにコントロールしているのか?
石川氏
アイコニックなものはまたそれを着ているとおもわれ飽きられるのが早いため、あえて年に一度だけの販売にしている。
なので一度「幸福洗脳」という文字から離れて他のデザインで販売したほうが良い。
最初に作る量は1,000枚売れるんだったらあえて500枚しか作らない。
供給過多になるとセールする必要性がでてくるから。
まずファンを作ることが必要。
どんな広告戦略がいいのか(インスタ以外)
石川氏
インスタ映えはニセモノだと考えている。
やらしく狙うのではなく、買ったひとが勝手に広めてくれる商品を作るのが大事。
コンセプトが重要。

どこに移転したほうがいいか?
まず自分の店で買ってくれた人が普段どんな店舗で買っているかをリサーチする。
目指すお客さんがどこにいるか調べないといけない。
知らない人がお店に寄って貰える場所に店舗を構える必要がある。
自販機を出すがどうしたらいいのか?

自販機ではないがFR2ではガチャガチャがすごく人気。一日200回転ぐらいする。洋服が高くて買えないけどブランドのものが欲しいという中高生に人気。
ガチャガチャは必ず種類を10種類と多めにして、一番人気のやつを少なくすることで回転数があがるのでオススメ。
まとめ
- 死にたい男たちの服というコンセプトを明確にする。
- 外国人にもわかるようなビジュアルだけで伝わるデザインにする。
- 自分がもし外国人だったらと考えて販売戦略を立てる。
- 販売店舗を原宿にする
以上やったで。
さすが石川さん。めちゃめちゃ勉強になった回やったな!
オリラジ中田さんが「幸福洗脳」やradiofishの活動から得たことをヒントに今後のビジネについて書かれた新著「労働2.0」は凄くわかりやすいし是非読んでみて!
副業にチャレンジしたい人や転職を考えている人にはほんまにオススメの1冊やで!
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ほなまた!