ロボアドバイザー

ロボアド「THEO」をオススメしない理由とは?元銀行員が解説!

 

どーも半沢くんです。

今回は以前ウェルスナビで少し触れた『THEO』について取り上げるで!

http://change-job.site/2018/10/21/post-580/

梅まるくん

前回の記事でウェルスナビのほうが良いっていってたよね?THEOについて今回紹介するのはなんで? 

 

半沢くん

たしかに、総合的にはウェルスナビのほうが良いねんけどTHEOのほうが優れている部分もあるからな。テオとウェルスナビを比べてみてどっちがベストか判断してみてや

 

THEOの特徴は?ポートフォリオが豊富で1万から投資できる

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2016年に株式会社お金のデザインがサービス開始した日本初のロボアドバイザーなんやな。

投資するときに時間や手間のかかる「資産運用方針の決定・銘柄の選定・売買・メンテナンス」をすべて自動でしてくれるので、忙しい人でも放ったらかしで資産を作ることができるんやで。

わいもウェルスナビとTHEO、楽ラップの3つを使ってるけど、ポートフォリオが豊富やから一人ひとり納得できる投資ができる点はいいかなと思ったで。

たった3ステップで始められるで

 

ただ、冒頭からこういうのもなんやが、10万円から投資を始められるんやったら、わいはウェルスナビを強くおすすめするで!なによりのTHEOの欠点として、運用結果が他のロボアドよりも悪い傾向にあるんや。2017年度の結果やからまだまだわからんけど、どうせするんやったらちょっとでも運用利回りがいいほうがいいにきまってるよな。詳細はTHEOのデメリットで説明するで。

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1.ロボアドバイザーが自動で運用してくれるから楽!

THEOは投資に関わるプロセスをほとんど全て自動化しています。そのため、投資経験がない初心者でも、手軽かつ安心して資産運用できるんやで。

資産運用や投資をしていると「もっと早めに売ってればここまで損はしなかったのに・・・」と後悔してしまうことってあるわな。

「まだまだ上がるだろうから、ここで売らずにしばらく様子を見ておこう」と欲張ったときに限ってすぐに暴落してしまう。わしも銀行員時代にお客さんの投信を買ってもらうのはいいけど、売り時の見極めは難しかったんやな。投資経験者であればだれもが通る道やな。

『やっぱり人はその時々の感情に流されてしまって、投資判断を誤るケース』ってけっこう多いんや。

そこで登場するのがロボアドバイザー

感情のないAI(人工知能)が人間のかわりに冷静沈着に最適な運用を考えてアドバイスをしてくれんやで。

具体的には銘柄の選択から買い付け、積み立て、リバランスに至るまでおまかせできるちゅう優れもんなんやわ。

ロボアドには2種類あって、①運用一任型(買い付け・積立はすべておまかせ)と②提案型(買い付けや積み立ては自分で行う)タイプの2種類があるんやで。THEOは①の運用一任型やからめんどくさがりにはもってこいやな。

 

2.ひとりひとりにあったポートフォリオを作成できる

資産運用といっても年齢や投資目的によって、ポートフォリオ(資産構成)が異なってくるんやな。

 

ポートフォリオっていうのは、どのような銘柄をどれくらい投資するべきか投資銘柄の構成バランスのことやねん。

TEHOなら独自のアルゴリズムがプロフィールや資産状況を解析(5つの質問に答えるだけ)でポートフォリオを作成してくれるんや。

ハイリスクハイリターンなら海外株(アジア圏やEU圏含む)ものになるし、ローリスクローリターンなら債券中心のものに調整してくれるんやな。

その5つの質問は「年齢・年収・毎月の貯蓄額・金融資産額・THEOを始める金額」の5つの質問に答えるだけで1分ほどで完了するで。

 


ウェルスナビや楽ラップは、ポートフォリオの種類は多くないんやが、個人の状況によりカスタマイズできるのはTHEOかなと感じたで。

3.実際に無料診断をしてみた

わいの場合、ハイリスクハイリターンな設定にしたんやが、資産予想を見てみると、10万円で開始して、毎月1万円積立していくと、10年後には191万円になる見込みになったで。

毎月銀行口座に貯金していけば、130万円になるようなので、THEOで運用したほうが61万円多くなるな。

資産構成(ポートフォリオ)を見てみると、先進国株が64%を占めていて、5%はブラジルや韓国などの成長が期待できる新興国の株やな。

 

ほんでこんな風に簡単に、どこの地域に、どんな銘柄で、何%投資しているかが一目でわかるで。

質問数はたった5つですが、ポートフォリオは全部で231通りと豊富なので、自分にカスタマイズされた資産運用ができるな。

銘柄を指定することはできひんけど、「値上がり益重視」「配当・利息重視」「インフレ対策重視」の3つの項目を調整したり、ポートフォリオを組み替えることも可能となるんやで。

5つの質問に答えて開設した口座に入金すると、あとはTHEOが自動で資産を運用してくれるので手間がかからんよな。
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THEOのメリットは?

1.AIがサポートしてくれる

THEOは、AI(機械学習)が資産の下落を抑制できる数少ないロボアドバイザーなんや。

「ロボアドバイザー=AI(機械学習)」という認識が広がっていますが、実はこれは間違いで、THEO以外のロボアドバイザーは、アルゴリズムを活用していますが、AI(機械学習)ではないんやな。

THEOは、世界中のニュースやブログ・SNSなどの膨大なデータを分析し、特定の銘柄が大幅に下落するリスクがあると判断した場合、下落幅を抑制するためにポートフォリオを組み替えることができるんや。

このAI(機械学習)のサポートによって、より着実な資産運用ができるで。

2.1万円からはじめられる。

THEOは、最低1万円から資産運用を始めることができるんや。

ウェルスナビも楽ラップも10万円からスタートやから「ロボアドがどんなもんか知りたい、10万円なんてまとまったお金がない」っていうひとにはええと思うで。

3.長期・積立・国際分散投資ができる

そもそも投資で資産を増やすためには、「長期・積立・国際分散」投資が重要なんやで。

まず、20年以上保有すると収益がプラスになる傾向があるため、長期投資は有効なんや。また、積立投資は購入価格(平均取得購入)を低く抑える効果があるで。

そして、国際投資をするとより効率的な資産運用ができます。

国内だけでなく先進国や新興国の株や債券に投資すると投資効果が高いと言われるんや。

Cは、長期・積立・国際分散投資をした場合のシミュレーション結果なんやな

世界の中には、成長する国も、衰退する国もあります。そして、次の成長を遂げる新しい産業は、インフラが整っていない新興国がいきなり成長して、とんでもない経済成長する例もあるんやで。例えば、中国とかタイとか数年前と比較しても目覚ましい成長してるんわテレビとかネットニュースなんかとかでも見たことあるやろ。

このように、資産の種類だけでなく地域を分散させることがより効率的な投資をするポイントなんやな。

THEOが投資する資産

THEOでは、株式や債券・実物資産など幅広い種類の資産に分散投資することができるんやな。

さらに、地域としては、世界約80か国。地域としては米国、欧州、アジア、中東・アフリカ、中南米など広く分散可能となるんや。

そして、安定してお金を増やしていくためには、理想的な資産配分をキープするためのメンテナンスが不可欠。

THEOでは定期的なリバランス(当初の資産運用方針に合わせて、ポートフォリオを調整すること)や、ポートフォリオの構成銘柄の見直しもあるんや。

年に1回、お客さまの資産運用方針を、年齢や市況の変化を勘案して自動調整も行ってくれるからまさにほったらかし運用ができるから忙しいビジネスマンや子育てに忙しい主婦でもたまにスマホでチェックするだけでできるし気軽に始められていいよな。

4.特定口座にも対応

THEOは特定口座にも対応しとるんやで。

特定口座は、証券会社・銀行が1年間の投資信託や株などの売買でどれだけの利益または損失があったか、計算をしてくれるだけでなく、その内容をまとめた「年間取引報告書」も作成してれるから原則自分が確定申告する必要がないんやで。

他のロボアドでは対応してないものもあるからここはメリットやな。

THEO最大のデメリットは、運用成績。

梅まるくん

冒頭でTHEOの運用成績が悪いっていってたけどそこについて詳しく教えて!

半沢くん

せやな。そしたら次は他のロボアドと比較しながらなぜわいがウェルスナビが一番いいかを解説していくで

ロボアドの大手3社といったら『ウェルスナビ』のほかに

『THEO』『楽ラップ』というのがあるしそれと比較していくで。

細かい部分はおいてズバリ大事なところをまとめるとこの図のようになるねんな。

どやろか運用成績の差に圧倒的な差があることがわかるやろ?

やっぱり投資をする上で一番大事なのは、『どれだけ利益がでているか』っていうところやと思うねんな。

上の図は2017年の大手3社の運用成績を比較したものなるんやけど、

ウェルスナビが最高運用実績、最低運用実績ともに3社のなかでトップになっとるな。平均では楽ラップが一番になってるな。

ここで重要なんはウェルスナビと楽ラップにはそんなに大きな差はないんやが、THEOは両社とくらべて4%ぐらいの差がでてるんやな。この差はちょっと看過できひんよな。
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1.手数料が高い

年率1%っていうのはあくまで、『ロボアドで運用するにおいてはめちゃめちゃ安いんやけど、投資の世界においては安くはない』っちゅうことなんやな。

どういうことかというと、THEOでは海外上場のETFを活用してるんやな。

そもそも一般的にETFは非上場のふつうの投資信託と比べて売買するときの費用と、保有している期間に応じてかかる費用が安いんや。

ETFの場合、株式と同じ売買手数料がかかるんやけど、ネット証券で売買すると10万円株を買って150円といったように0.1~0.2%程度が一般的かつどのETFを買っても一律同じ料金体系なんやな。

また投資信託にはノーロードっていう購入手数料が無料のもあるんや。

やから1%の手数料は『自動で運用をしてくれる手間賃』と考えてくれたらしっくりとくると思うで。

2.登録までに時間がかかる

これはTHEO以外のロボアドバイザーでもそうなんやけど、最初に本人確認などの手続きが必要なので、始めるのに時間がかかるんやな。

口座開設に約1週間ほどかかるらしいで。

3.元本割れのリスクあり

これは『投資』の一つやから当たり前といえば当たり前やねんけど、元本割れ(預けた金額よりも少なくなる)可能性もあることは十分認識しておかないとあかんな。

ほんで『なるべく損をしたくないけど投資はしてみたい』っていう人は、はじめるときリスク許容度の設定を1にしたら一番リスクが少ない運用にできるから試してみてな。

4.NISAの利用ができない

「NISA」の画像検索結果

THEOのサービスは最低投資額を設定していること、年2回のリバランスが実施されることの2点から、年間累計の買い付け金額がNISAで上限となっている120万円を超えることが多いと想定されるらしく、NISAは対応していないとのこと。

NISAは年間120万円やったらその利益は非課税になるからそれがないのは残念ではあるな。

※2018年現在利益に対する税金は20.315%です。

5.出金可能額の制限がある

THEOは、預かり資産が10万円を下回るような出金は制限されとるんや。

出金可能金額を出金後の時価評価額が10万円を下回らない範囲に設定させていただいています。10万円を下回る運用金額では購入できるETFの数が限定され、期待する分散投資効果が得られない場合があるためです。口座の残高が10万円を下回る場合は、口座解約扱いとさせて頂く場合があります。

引用:THEO公式サイト

つまりTHEOで100万円を運用していた場合、出金できるのは90万円まで。それ以上引き出そうとすると、口座解約する必要があるんや。

元銀行員のわいがすすめるベストな投資は?

THEOで投資をはじめてもいいと思うけど他社と比較して優れているのは正直1万から始められる点ぐらいやな、わいが本当にオススメするのは「ウェルスナビ」と「LINEスマートの同時投資」や!

ウェルスナビはインデックスファンドでラインスマート投資がアクティブファンドやからそれぞれに投資したら、異なる投資対象に投資できるしめちゃめちゃいいと思うで!

インデックスファンドって何?アクティブファンドとの違いがよくわからんっていう人は下の記事みてや!

 

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是非この記事参考にして、投資にチャレンジしてみてや!

ほなまた!