どーも半沢くんです。
今回は大ベストセラーを記録した「金持ち父さん貧乏父さん」から学ぶ令和時代の生き方について述べていくで。
『金持ち父さん貧乏父さん』は、2000年に初版が販売され『全世界で1000万部、日本国内でも100万部を突破し、51ヶ国語に翻訳、109カ国で紹介されたお金への考え方を根本的に変えてくれる素晴らしい本といっても過言ではないで。
日本では学校教育の中で、お金の仕組みや考え方、経済の成りたちなどまったく触れられないことが多いよな。
なぜなら今までは
「とりあえず良い大学に行って、大企業に就職すれば一生安泰」だったから。
でも、もう語りつくされているけどこれからは「大企業に入ってもどうなるか分からない時代」に突入したんや。
「金持ち父さん貧乏父さん」はこんな時代を予想していたかのように、約20年前に出版されていたにも関わらず、令和時代を生き抜くためのお金の考え方が書かれているし、具体例も交えながら述べていくな!
Contents
令和時代を生き抜くための6つの考え方
主人公は『金持ち父さん貧乏父さん』の中で、金持ち父さんから大きく分けて6つの金持ちになるための大切な考え方を学んでいるで。
この6つの考え方を学べば、著者であるロバート・キヨサキの、基本的な思考についても理解できると思うし、ざっと紹介していくな。
①お金のために働くな
あなたが会社員なら、思い当たることがあるかもしれんな。
毎日、同じ家から同じ道を通って、おなじ電車に乗って、同じ建物にむかって、朝から晩まで働きづめ。いつか給料が上がるだろう、と待ち続ける。特に大きな目標もなく、ただ目の前の仕事を淡々とこなすだけの日々。
でも、これではいつまでたっても暮らしはラクにならないし、あなたが望んでいるような人生を送ることも難しいんやな。
この状態を本書では「ラットレース」と呼んでるで。
そして、ラットレースから抜け出すために、自分に正しいお金についての教育をしていくことを説いているねん。
金持ち父さんは、主人公に「中流以下の人間はお金のために働く、金持ちは自分のためにお金を働かせる」と教えているで。
わたしたちは通常、大学や高校まで学ぶと「これで勉強はおわり」と考えるけど、金持ち父さんにとって、少なくともお金の勉強は、学校を卒業しても学べば学ぶほどわからないことがでてくると説明するんやな。
【令和時代のお金やビジネスの勉強をするのにおすすめのメディア】

そして、大切なことは、感情をコントロールする技術を身に着けること。感情に支配されずに、頭でモノを考えられるようになることが、ラットレースから抜け出す解決のための第一歩。
また、主人公がマンガ図書館というビジネスをたちあげ、自分がいなくてもお金を生み出してくれる仕組みを作りあげたストーリーも書かれているで。
金持ちは自分のためにお金を働かせるという、金持ち父さんの教えが分かりやすく説明されているんやな。
大切なことは学んだことを、「実際に自分にもできそうだ」と思えるかどうかやで。
②お金の流れの読み方を学べ

「金持ちになりたければお金について勉強しなければならない」。
これは、読んでみるとアタリマエのことのように思えるかもしれへんけど、わたしたちの多くは、学校でたくさんのこと学んできたにも関わらず、お金について多くのことを知らへんねんな。
だからこそ、金持ち父さんは、資産と負債の違いをしっかりと理解することを教えてるで。
金持ち父さん流の資産と負債の定義
- 資産:わたしのポケットにお金を入れてくれる
- 負債:わたしのポケットからお金をとっていく
この資産と負債の違いを理解してその流れを把握するために、会計の仕組み(損益計算書や貸借対照表など)について学ぶことが大切なんやな。
【会計の基礎を学ぶのにおススメ】
あなたが資産について詳しくないのであれば、たとえば、「持ち家=負債」と聞くと驚くかもしれへんな。
とはいえ、前述の資産と負債の定義で考えれば、一般的には住んでいるだけで価値が減っていく持ち家は負債になるよな。
こういった自分自身の1つ1つの価値観を変えていくことこそ、お金持ちに考え方を合わせていくプロセスだといえるで。
③自分のビジネスを持て
私たちは「仕事」と「ビジネス」を一緒にして考えがち。
しかしながら、2つは似て非なるもの。たとえば、銀行に勤めている人に「あなたのビジネスはなんですか?」と聞くと、ほとんどの人が「銀行員です」という答えると思うねんな。
しかしながら、金持ち父さんにいわせれば、銀行員というのは「仕事」であって、「ビジネス」ではないんや。
また別の例で言うと、みんなアマゾンって何が一番ビジネスの根幹か知っているやろうか?
EC(ネット通販)やAmazonプライムビデオなどのイメージが強いけど、実は一番儲けているのは、「AmazonWebServis」、通称「AWS」という分野なんや。
これは世界中に建てた巨大なデータセンター(資産)を企業に貸し出すことで、利用料を得ているわけなんやな。
GABAといわれるアメリカを代表する企業はこういった資産をたくさん持つことで安定的かつ莫大な富を得ているってわけなんや。
仕事は収入を与えてくれるけど、資産ではないで。
前述したように資産とは、「自分のポケットにお金を入れてくれる」もの。
金持ち父さんの定義で言うとビジネスは、あなたが現場にいなくても、あなたのポケットにお金を入れてくれるものである必要があるんや。
そして、金持ち父さんはお金持ちになるためにあなたが「自分のビジネスを持つこと」を強くすすめてるで。
ただ、今の仕事を辞めるというのも、かなりリスキーやし現実的にも厳しいよな・・・。
そこでおススメするのは「資産性のある副業をする」ということ。
誰でも比較的に簡単に資産を持てるのは
- 不動産投資
- ブログやYouTubeなどのアフィリエイトと広告収入
- 賃貸収入
- 情報商材
- 株式や投資信託などの配当金
- ソーシャルレンディングの配当金
【令和時代を生き抜くために参考にしてほしい人】
ZUUオンラインで「お金の使い方」について全3回の特集を組んで頂きました→年収5000万円超。『転職と副業のかけ算』で大ブレイク、motoさんの「稼いだお金の使い道」【特集#16】 https://t.co/KsDG4hSGkt @ZUU_ONLINEより
— moto (@moto_recruit) October 18, 2019
④会社を作って節税しろ
「税金はしっかりと納めるもの」。わたしたちはこう思ってるよな。たしかに、法律の範囲で税金は収める必要があるけど、金持ち父さんは「税金は本来貧乏人のためのものである」という考えをもってるで。
やから、会社を作って法律の範囲で効果的な節税をして、資産を築きあげることに役立てようと教えてるんやな。特に米国や日本などの先進国では、お金持ちになるほど高い税率を課税されるから、正しい節税のやり方を覚えることはあなたの資産を守るために大切なこと。
けども、会社を作るのは普通の会社員でいるうちは非現実的な話。
そこで、会社員でもできる節税として誰にでもできるおすすめなのはふるさと納税なんやな。まだやったことない人は是非やってみてほしいで。

とまあ、話は逸れたけども、資産を守るために大切な能力のことを、金持ち父さんは「ファイナンシャルインテリジェンス」と呼んでるで。ファイナンシャルインテリジェンスは次の4つ。
ファイナンシャルインテリジェンスの4つの要素
- 会計力 ・・・・・・ 数字を読むチカラ
- 投資力 ・・・・・・ 戦略を立てるチカラ
- 市場の理解力 ・・・・・・ チャンスをつかむチカラ
- 法律力 ・・・・・・ 会計や会社、国や自治体に関する法律をうまく活用するチカラ
これらのお金の知識に対して理解を深めれば深めるほど、お金を自由にあやつれるようになっていくんやな。
⑤お金を作り出せ
金持ち父さんは「そもそも、お金なんていうものは存在しない。みんなが“これがお金だ”と同意して決めているだけだ」と言ってるんやな。
そして、「お金は存在しないものだと理解するほうがより早くお金を作ることができる」とも教えているで。
さらにいうと、お金を作り出すための基本が、前章で紹介したファイナンシャルインテリジェンスなんや。
たとえば、不動産や株式を購入するときも、なにが自分に多くの資産をもたらしてくれるのかを「見る目」をもっていなければ、いくら投資をしても資産は減っていくばかり。
ファイナンシャルインテリジェンスを磨くことは、市場を見たときに、あなたにより多くの資産をもたらしてくれる測定器を手に入れるようなもんなんや。
また、金持ち父さんは 投資家には2種類があり、あらかじめ用意されているパッケージ化された投資を買う人と、自分で投資対象を作り出す人に分かれると教えてるで。
多くの投資家は前者やけど、本当に大きな資産を築くことができるのは後者の投資家なんやな。
後者の投資対象を作り出す投資家として成功するためには、次の3つの能力を伸ばしていくことが必要やで。
成功する投資家が持つ3つの能力
- ほかの人が見過ごすチャンスを見つける技術
- 資金を集める技術
- 頭のいい人間を集めて組織にする技術
どれも一朝一夕で身につくような能力ではないけど、ひとつひとつはあなたに計り知れないほどの大きなリターンをもたらしてくれる知恵なんやな。
⑥学ぶために働け

お金持ちになるためには、才能だけではむずかしいのが現実。さまざまな経験や失敗から学び続けていく必要があるで。
お金持ちになっていく人はお金持ちになる前に、お金のためには働かへんけど、学ぶために働くんや。金持ち父さんは、ファイナンシャルインテリジェンスを中心に広く浅く学ぶことをすすめてるで。
ひとつひとつの知識について、必ずしも専門家レベルまで、くわしくならなくてもいい。必要なときに必要なだけ学べば良いということやで。
わたしたちは、つい目先のことに気を取られがち。「わたしは今この仕事がしたいから転職するんだ!!」、「給料少なっ! とっとと、こんな会社やめてやろう!!」と、将来をしっかりと見据えた判断がなかなかできひん。
金持ち父さんは、お金持ちになりたいなら長い目で見て、本当にわたしたちが将来に得たいだけの資産を築くために、必要な知恵を学べる仕事を選びましょうといってるで。闇雲に学ぶのと、仕事をしながら明確な目的を持って学ぶのでは、学習効率がまったく違ってくるのは火を見るよりも明らかよな。
実際、『金持ち父さん貧乏父さん』の著者も経理や皿洗い、工事現場、営業、予約受付、マーケティングなどたくさんの仕事を経験し、その中から必要な知恵を学んできたそうなんや。
単にたくさんの経験をすればいいということでなく、ひとつひとつの仕事を選ぶ“意図”が大切、ということやで。
金持ち父さん v.s. 貧乏父さん
この書がわかりやすい理由の一つに、貧乏父さんとの比較にあると思うから、
金持ち父さん v.s. 貧乏父さん を比較している部分をどんどん抜粋するで。
勉強・教育について
金持ち父さん | 貧乏父さん | |
---|---|---|
勉強を | するべき | するべき |
勉強して | いい会社を買え | いい会社に入れ |
何の勉強? | お金の稼ぎ方 | 学問 |
勉強の仕方 | 経験から学ぶ | 教科書を読む |
教育 | 黙っている。本人に気づかせる | あれこれと口を出す |
教えてくれたこと | ビジネスプランの作り方 | 履歴書の書き方 |
仕事について
金持ち父さん | 貧乏父さん | |
---|---|---|
仕事 | よく働いた | よく働いた |
会社は | 作れ | 会社のために働け |
頭の良い人間 | を雇え | になれ |
社会からの恩恵 | 経済的に自立するのが最重要。 退職後の恩恵などなくても 生きられるようにするべき |
公共の福祉(補助や休暇)に 気をかける。 テニュアこそ至高 |
お金について
金持ち父さん | 貧乏父さん | |
---|---|---|
お金について① | お金が私のために働く | お金のために働く |
お金について② | 金がないことが悪の根源 | 金への執着が悪の根源 |
買いたいものが あるとき |
どうすればそれを買える ようになるのだろうか、 と問う |
そんなものを買う お金はない、と批判する |
税金 | 生産者を罰し、非生産者に 褒美を与えるもの |
金持ちは困っている人 のために支払うべき |
家 | ただの負債 | 最大の投資、最大の資産 |
請求書の支払い | 最後 | 最初 |
自分のことを | (金持ちになる前から) 金持ちだと思う |
私は絶対 金持ちになれないと思う |
結果 | 慈善団体に毎年寄付 | 負債を背負う |
収入先について
【貧乏父さん】 【金持ち父さん】

最後に、金持ち父さんの名言を!
まとめとして、個人的に心に刺さった金持ち父さんの名言についてまとめるで。
この言葉を読み返すだけで「金持ち父さん貧乏父さん」の要点が分かるで!
破産と貧乏
破産と貧乏は違う。破産は一時的に金がない状態だが、貧乏は一生続く。
無知の怖さ
(お金に関して)欲望と恐怖を大きくするのは無知だ
自分に投資しプレッシャーを与えよ
自分に対する支払いを最後にすると自分が弱くなる。会社の上役や取り立てなんかに一生追いかけ回されることになる。
お金の恐怖に立ち向かえ
みんな自分の本当の気持ちを見つめず、お金がなくなったらどうしようと心配ばかりしている。そして、その恐怖に真正面から立ち向かおうとしないんだ。つまり、考えもせずに反応だけしている。頭を使う代わりに感情に任せて反応だけしているんだ。
人生から教訓を学べ
もし人生から教訓を学ぶことができれば君は成功する。もし学ばなければ、人生につつき回されるばかりだ。人間には二種類ある。一つは人生につつき回されても、そのままにしておく人たち。もう一つは怒ってつつき返す人だ。でも多くの人はつつき返すときに相手を間違える。上司や仕事そのもの、あるいは旦那さんや奥さんに向かってつつき返すんだ。みんな人生が自分をつついているとは知らないからなんだな。
明日やろうは馬鹿野郎
人生に一番害のある言葉は「明日」だ。 この言葉を一番多く使うのは、貧乏な人、成功しない人、不幸な人、不健康な人なんだ。
(中略…) 私が明日という言葉が問題だと言うのは、 それを一度も見たことがないからだ。明日は存在しない。 明日は夢を見てばかりいる人、 負けてばかりいる人の頭の中だけに存在する