どーも半沢くんです。
今回は、あのオリエンタルラジオの中田氏も絶賛した本「バビロン大富豪の教え」について要約してみました。
この「バビロン大富豪の教え」は100年以上前から読み継がれるお金の名著として世界的に有名な本です。
原作は、ジョージ・S・クレイソンによって、1920年代に書かれました。
銀行や保険会社、経営者を中心に評判が広がり、瞬く間に多くの人々に読まれるようになりました。
その理由は、本書に描かれている「繁栄と富と幸福の原則」がいつの時代も変わらぬ不変的な原理原則となっているからです。
ビジネスモデルが大きく変わったり、新しいテクノロジーがどんどん生まれてきますが、今でも世界中の人に読まれているということは時代に左右されない普遍的な重要なことが記述されているからこそ。
この本を読めば、どうしたらお金持ちと貧乏人がどこが違うのか。どうやったら金持ちになることができるのかという真理を学ぶことができます。
「これから投資を始めようと思っているけど、どのように投資をすればいいか分からない」
「お金持ちになるためのマインドを知りたい」
という人に最適です。
この「バビロン大富豪の教え」はマンガ版とビジネス書版があります。
マンガ版の方が内容がスッと入ってくるのでおススメですが、さらにおススメなのが耳で読書をするオーディブルです。
「ながら読書」が可能となるので、リモートワークしながら読書ということも可能ですよ!
Amazonオーディブルで提供されており、30日間無料で聞くことができるので是非試してみてください!
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Contents
「バビロン大富豪の教え」の構成は?
第一章 バビロン一の大金持ち
なぜ、同じように働いているのに、貧乏人と大金持ちがいるのか?
第二章 学びの殿堂
大富豪だけが知っている「黄金に愛される七つ道具」
第三章 試練
価値があるのは、金貨が入った袋か、知恵が詰まった袋か?
第四章 帰還
賢者の助言によって、貯金が懸命に働きだす
第五章 ザ・ウォール
「守るべきもの」があるから人は何度でも立ち上がれる
第六章 奴隷だった男
己の心は「奴隷」のものか、「自由民」のものか
第七章 伝承
はるか昔の借金返済記録が現代人を救う
第八章 王子の商隊
なぜ人は働くのか。それは金のためではなかった
バビロンってなに?どんなストーリー?
「バビロン大富豪の教え」のバビロンとは、紀元前18世紀から現在のイラクあたりに実在した王国のことです。
このバビロン王国で、歴史上初めて貸付を行っていたことから銀行の起源とも言われています。
本書では、このバビロン王国を舞台に、ある貧乏な武器商人の少年(バンシル)がバビロン一の大富豪アルカドにお金持ちになる方法について伝授してもらい、実際に金持ちになるまでのストーリーとなっています。
他にも色んな登場人物が出てきますが、この2人さえ押さえておけばOKです。

お金持ちになるための黄金の七つ道具とは?
この本の中で最も重要な部分がこの7つ道具といっても過言ではありません。
貧しい生活を送っていた武器屋の息子バンシルは、バビロンの大富豪アルカドに尋ねます。
「なぜお金持ちと貧乏がいるのか」
「どうしたらお金持ちになれるのか」
アルカドは、こう答えます。
「お金持ちはお金を持っているものではない、お金の増やし方を知っている者だ」
そして、富を築くための「黄金の七つ道具」をバンシルに教えるのです。
その七つ道具とは
- 収入の10分の1を貯金せよ
- 欲望に優先順位をつけよ
- 貯えた金に働かせよ
- 危険や天敵から金を堅守せよ
- より良きところに住め
- 今日うから未来の生活に備えよ
- 自分こそを最大の資本にせよ
上記の7つになります。
ひとつずつ説明していきながら具体的な手法について説明していきます!
収入の10分の1を貯金せよ

お金持ちになる第一歩としてまず「収入の10分の1を貯金する」ことが重要です。
なぜなら、まず資産がなければ自己投資や運用をすることもできませんし、そもそも不測の事態に陥った際には借金をするなどして負債を増やすことになりかねません。
また、多くの人がお金に対して不安を覚えている一番大きな理由は、「自分が働けなくなる老後に必要になる資金」だと思います。
実際財務省が出したレポートがきっかけとなり「老後2,000万円不足問題」が大きく報道されました。

サラリーマンの生涯年収の平均は約3億と言われているので、1/10を貯蓄に回せば3,000万円を貯めることが可能ですが、具体的に老後どれくらい必要なのかは
老後を60歳から90歳の30年間(360カ月)×年金にプラスにして一カ月に必要な額
ではじきだすことが可能です。
「頭では10分の1貯金をすることが良いことが分かっていても、いつの間にか使ってしまう・・・」
という人は「先取り貯金」がおススメです。
これは、給与から天引きで定額預金をすることで強制的に貯金をする方法です。
具体的な手法についてはこちらの記事に記載してますので是非参考にしてください。

欲望に優先順位をつけよ

『人間の欲望に際限はない』
今以上にお金を持てばもっと欲しくなるし、生活水準を上げてしまえば、さらに良い生活がしたくなります。
ただ、本当にそのお金・生活水準は必要なものでしょうか?
「収入の10分の9でやり繰りする」というルールを設けることで、際限のない欲望を制限することができます。
自制心のない人間は必ずどこかで痛い目を見ます。
人間の弱い部分(欲望に際限がないこと)を認識した上で、本当に必要なものが何かを考え、欲望に優先順位を付けることで、自制心を保つことができます。
貯えた金に働かせよ

金を持っていることが財産ではない、「定期的に金が入ってくる仕組み」こそが本物の財産
出典:バビロン大富豪の教えより
「貯えた金に働かせる」を一言でいえば、「投資」です。
昔は銀行にお金を預けるだけで年金利7%という時もありましたが、それはもう過去の話。
現代では投資をする必要があります。
ではどこに投資をすれば良いのでしょうか。
本書では「インデックスファンドへの投資が最も相応しい」と述べられています。
元銀行員の私もこの意見には賛成で、さらにいうなら米国株へのインデックスファンドがおすすめです。
この辺りの具体的な話は下記に記載しておりますので、参考にしてください。

危険や天敵から金を堅守せよ

まずは原則として「元金を守ること」
大きく儲けようと、あり金を全て差し出すのは愚か者のすること。
そして、儲け話があった場合には、自分の感覚に頼ってはいけない。
必ずその道に長けた人に相談すること。
賢者たちの忠告は時に儲け話以上の価値がある。
出典:漫画 バビロン大富豪の教え
第一の教えを忠実に守っていると、ある程度貯金を行うことができるので、儲け話にのりたくなってきますが、大きく儲けようと有り金をすべて差し出すのは愚か者がすることです。
詐欺師は、言葉巧みにあなたを騙そうとしてきます。
お金を働かせることが重要なのは第3の教えで説明したとおりですが、騙されてしまっては元も子もありません。
自分の感覚には頼らず、必ずその道に長けた人に相談することが必要で賢者たちの忠告は時に儲け話以上の価値があります。
投資の世界でいうと投資の神様といわれているジム・ロジャースやウォーレン・バフェットなどが挙げられると思います。
このようなプロからどのような投資方法がベストなのかを盗んで、自分の投資手法を確立させましょう!
より良きところに住め

家というものはただ住むだけのものではない。
住居は幸せな生活と密接に関わっており、その幸せは貯金を増やすモチベーションとなる。
住居への支払いは心を豊かにする投資と言えるのである。
出典:漫画 バビロン大富豪の教え
「より良きところ」とは何を指すのでしょうか?
具体的にいうと
- 職場から近いところに住む
- 多くの情報が集まり、情報感度の高い都心に住む
- オンラインサロンなどの刺激を与えてくれるコミュニティに属する
などが挙げられるかと思います。
「良きところ」の捉え方は人それぞれです。
ただし、共通するのは、自分の望む「今」や「未来」を生きるために、最適な場所に身を置くことが重要という考え方です。
今日から未来の生活に備えよ

毎月少しずつでも金を積み立てていけば老人になって働けなくなった自分や、自分が死んだ後の家族に貯えを残すことができる。
出典:漫画 バビロン大富豪の教え
資産を形成していく上で大事なのは、コツコツ継続的にやり続けることです。
今にとらわれ過ぎず、数十年後をイメージした投資が重要です。
時間は皆平等で、後になっても絶対に取り返せません。
「今」から、「未来」に向けて、備える重要性を説いています。
下記にあげる「ほったらかし投資」でもいいので、まずはコツコツ継続的にやり続けていきましょう!

自分こそ最大の資本にせよ

これまで6つの教えをあげましたが、最も重要なのは、「行動する」ということです。
どんなに高尚な教えをもらったとしても行動しない限り何も生まれません。
大富豪であるアルカドは知識は万人に対し平等であると説いています。
特に現代においてはインターネットがあることでどんな人でもあらゆる情報にアクセスできます。
あとは
「やるか」、「やらないか」
これだけです。
リスクを最小限にしてまずは挑戦することから始めてましょう!
まとめ

お金持ちになるためには黄金に愛される7つの道具を徹底して実践することが必要不可欠です。
また本書では「黄金に愛される7つの道具」からさらに発展させた「5つの黄金法則」というものも紹介されています。
是非一度読んでみてください。
また『金持ち父さん貧乏父さん』という本もお金の名著になります。
以前記事にしておりますので、是非こちらも参照してみてくださいね!
