どーも半沢くんやで!
前回のニシノコンサル

今回のニシノコンサルは『キッズパークの集客をどうすれば増やせるか』というもの。
ブレーンとして雑誌モデル兼アパレルブランドのプロデューサー兼一児のママでもある近藤千尋さんが初登場したで!
今までママの視点から相談に答えるというのはなかったから西野さんや前田さんとは違う切り口のアドバイスがたくさんあってほんまに参考になったで!
相談者:キッズパークをお台場で運営している会社「アネビートリムパーク」
ブレーン:キンコン西野さん
近藤千尋さん
Contents
1. キッズパークの集客が悪い理由は?
キッズパークのアネビートリムパーク@お台場は本格的な屋内キッズパークで立地も都心からレインボーブリッジを渡ってすぐの場所にあり、スウェーデンなど世界各国から集めた珍しいおしゃれな滑り台、ゴーカート、トランポリンなどの遊具を揃えかつ、イベントも頻繁に行っている大型施設なんやけどなぜか集客が良くないとのこと。
パーク内の雰囲気👇

SNSをうまく使えていない
現在の来場者数は、月に1万7千人程度とのこと。(競合に比べるとかなり少ない)
たまに大型の貸し切りも入るが、それも少ない。料金は1時間1,000円とかなり高額。親子2人で利用すると1時間で2,000円もかかるのは子育て世帯には厳しいとの指摘が・・・。お台場にはチームラボなど同じ価格帯で魅力的な施設もあるので、差別化が必要な状態。
ここで、インスタで140万人のフォロワーがいる近藤さんから、こちらのキッズパークで投稿しているインスタのチェック。
インスタ映えしない写真はNG

SNSを見るのはママたちなので、オジサンは載せないほうが良いのでは?
ママたちが見て喜ぶ、「インスタ映え」する写真に絞ったほうが良いのでは?というアドバイス。
告知が多いのはNG

イベント情報などの告知の投稿が多い。宣伝臭がしてしまって、見ている人が興味を持ちにくい。
もし告知をしたいのであれば、複数写真の投稿にして1枚目をおしゃれな写真にして、告知写真を2枚目以降に載せるのが良いとのこと。
拡散してもらえる「仕掛け」が無い

今のインスタの投稿は「いいね」の件数が少なすぎる。
ここではママ達が拡散してもらえる「仕掛け」が無いという話に。
たとえば、「いいね」してくれた方、「リツイート」してくれた方に割引をするとかの「仕掛け」があると良いというアドバイス。LINEでの割引クーポンのサービスも良いとか。クーポンは紙ではなく、スマホで提供する!ことが重要。
ハッシュタグが長いのはNG
施設名の「アネビートリムパーク」が長すぎるのでは?
名前が長いので、ハッシュタグが付けづらくて、「アネビー」だったり、「トリムパーク」だったりで投稿されている方も多いとのこと。ここも、もっと分かりやすい、短いハッシュタグがあるといいのでは?というアドバイス。
来ているお客様が「ドヤってない」
定期的にイベントは開催しているようですが、集客があまりできていないとのこと。
- 15名枠のイベント → 4~5名の参加
- 小学生に特化した企画 → 集まらない
これについて西野さんは、来ているお客様が「ドヤっていない」。つまり、満足していないのでは?という指摘。
ママたちに広まらない、拡散していない = 「ドヤってない」
これを解決する必要があるのでは?という話になったで!
2.どうやって、来ているお客様を「ドヤらせる」?
じゃあ、どうやって来ているお客様を「ドヤらせる」=満足させるのか?
「インスタ映え」する演出をする
ここでも「インスタ映え」の話になったんやけど、写真を撮って「インスタ映え」しそうと思われていないのであれば、これを改善する必要がある。
西野さんからは「演出」を変えるてみてはどうかという提案があったで。
たとえば照明。照明が蛍光灯で明るすぎる、おしゃれに見えない、行政がやっている感がでている。「インスタ映え」していないとのこと。

一度ストレスをかけることで、満足度が上がる
ここでは、ディズニランドの例があがりました。ディズニーで「入口ゲートが渋滞している理由」を西野さんはずっと考えていて、思ったことがあるとのこと。
ディズニーの例
お客様に、一度「渋滞」というストレスをかけることで、その後に見る「シンデレラ城」にテンションが上がる。
つまり、メインの場所までに一度ストレスをかけると、 満足度が上がる。
SA-CUSの例
これは西野さんがやっているSA-CUSというイベントでも同じとか。
SA–CUSとは、キングコング西野亮廣が校長となり、面白い先生ばかりが集まる学校。勉強の楽しさを大人に再認識してもらうためのイベント。
このyoutubeの25秒くらいまで見てほしいねんけど、メインの会場に行くまでに、真っ暗な道を作っている。
最初に暗いところを作る → 明るいところに出たときの感動 を演出しているとか。
これをキッズパークで考えると、今の照明、演出だと遊具がおしゃれに見えていない。
メインとなる場所までの演出を考えるとか、たとえば場所ごとに照明を変えるといいのでは? というアドバイスがあったで。
3. 本業以外で利益を得る

西野さんいわく、本業でしか利益を得ていないところは順番に終わっていくとのこと。つまりこのキッズパークでいうと、本業=施設のチケット代。
本業のチケット代でしか利益を得ていない、たとえば「グッズ」や「食事」など利益率が高いもので利益を確保すると良いのでは?というアドバイス。
グッズは他の部門が売っているようですが、なぜか財務が別になってしまっているとのこと。アネビー単体でもグッズを売ったほうがいいのでは?という話になったで。
グッズ自体が「インスタ映え」したら、これも拡散するポイントになるとのこと。
西野さんの本は「ノベルティ」である
たとえば西野さんの例でいうと、本(本業)をノベルティ化している!
本は無料公開で「ノベルティ」→オンラインサロン(1,000円/月)の入会につなげる
1,500円の本が売れても150円くらいの利益にしかならないのであれば、無料公開してオンラインサロン(1,000円)の入会につなげたほうが良いよね?ということ。
「ジャム理論」

グッズの話では、種類が多ければ良いというものでは無い、という意見がでました。西野さんがデザインフェスタで試した例の紹介があったで。
1種類、3種類、10種類、いちばん売れるのは?
→西野さんの検証結果で、「3種類」だったとのこと。
1種類は「これで本当にいいのかな」となるし、10種類もあると、1つ選んだあとに9種類の後悔が発生してしまう。お客様の「後悔の率を下げる」ことが必要。
今のキッズパークでのグッズは種類は多いけど、活かしきれていない。もう少し「1つの国=ドイツなど」でまとめて見せるなどの工夫をすると、もっと良くなりそうとのこと。
『ジャムの法則』
人が何かを選ぶときに選択肢が多い方がいいのか、少ない方がいいのか、適切な選択肢の数はどれくらいなのか、といったことに対する1つの答えを検証した結果をジャムの法則という。
選択肢の多さが「選択」にどう影響を及ぼすか、を研究しているコロンビア大学が実験を行なった。
ジャムの試食コーナーにて、
- 24種類のジャムを用意
- 6種類のジャムを用意
と2つに分けてどっちが売れるかの実験を行なった。
24種類のジャムを用意した方が、たくさんの人が集まったが売れ行きが大きく異なった。
- 24種類を用意した場合は、試食に来た3%の人が購入
- 6種類を用意した場合は、試食に来た30%の人が購入した
つまり、6種類のジャムを用意した場合のほうが来た人が購入した割合は10倍になったというもの。
選択肢は5~9(7±2)が”最適”
※最適というのは、人が自信を持って選ぼうという気になって、選択した結果について満足できるということ
ちなみにこのジャム理論のほかにも人がものを選択するときの思考などをまとめたコロンビア大学のシーナアイエンガー教授が書いた本はめちゃくちゃ参考になるし、是非読んでみてな!
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大人のトリムパーク
子ども向けのキッズパークを大人限定で使ってもらう日があってもいいのでは?というアドバイス。こんな感じで料金、収益のポイントを見直すことが必要とのこと。
本業以外で利益を得ることができる → スタッフの人件費を確保できる → お客様とスタッフとのコミュニケーションがもっと生まれる → お客様の満足度が上がる
ゴマ豆腐回のその後は?
ゴマ豆腐回のコンサルはこちら👇
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ニシノコンサル出演後、売上が3倍になり、さらにキッチンカーを買うため100万円を目標額にしたクラウドファンディングは無事に達成したとのこと!
やっぱりニシノコンサル凄すぎ!!
ほなまた!
前々回のニシノコンサル
